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ついに優勝! 8号車ARTA野尻「運もあったが、ペースが良かったから勝てた」

ついに今季初優勝を遂げた#8 ARTA NSX-GT。第一スティントを担当した野尻智紀は、運が良かったことは認めつつも、「自分たちのペースが良かったから勝てた」とレースを振り返った。

#8 ARTA NSX-GT

写真:: Masahide Kamio

 ここ数年の最終戦とほぼ同じ日程となった2020年AUTOBACS SUPER GTのシリーズ第7戦”FUJIMAKI GROUP MOTEGI GT 300km RACE”。GT500クラスで優勝したのは、#8 ARTA NSX-GTだった。

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 今季ここまで3度のポールを奪い、今回も含めて7戦中6回も予選トップ3につけるなど、一発の速さでは自他ともに認めるパフォーマンスを発揮しながら、決勝ではあと少しだけ、優勝に手が届かすにいたが#8 ARTA NSX-GT。しかし今回は、最後までライバルに付け入るスキを与えない完勝で、今季初優勝を飾っている。

 優勝会見場に現れた野尻は「ようやく勝つことができました」とホッとした表情で切り出した。

「今シーズンはここまで、流れがあまり良くなくて、予選で速さを見せても決勝で後退してしまう展開が何度も続きました。個人的に気持ちが折れそうになったこともありましたが、チームやホンダさん、ブリヂストンタイヤさんなどが要望に応えてくれて、クルマがさらに良くなっていきました」

 今日のレースについては「ポールポジションからスタートした大津選手(#64 Modulo NSX-GT/大津弘樹)が、スタート直後から驚異的なスピードで逃げる展開になり、これは敵わないかも、と思ったりしましたが、5~6周走ったあたりからは自分のペースとあまり変わらないペースになったので、これは行ける! と自分に言い聞かせました」と明かした。そして、「何とか追いつくことができたところで、相手と自分のポテンシャルを確認し、一発で勝負するしかない」と判断し「結果的に一発でパスすることができ、良い形でニレイ(福住仁嶺選手)に繋ぐことができました」と安堵の表情で続けた。

 前回に続いて今回もセーフティカー(SC)がレース展開を左右したのでは? と取材記者に問われると「前回の鈴鹿では、SCが運不運を分けただけではなく、自分たちにも反省するところがありました。12号車(#12 カルソニック IMPUL GT-R)に前に行かれてしまったのは自分たちの責任でした」と潔く分析。その上でこの日のSCに関しては「今コースサイドに停まっているクルマを確認し、S字を走っているときに無線で『ピット…』と伝わってきたんです。ハッキリとは聞き取れなかったけれど、停まっているクルマも確認していたので『いいや、入っちゃえ!』とピットインしたら、結果的にいいタイミングでした」と語った。そして「タイミングの運不運もありましたが、やはり今日の自分たちはペースが良かったから(勝てた)。クルマについても、強く戦うための土台ができたと思っています」と力強く結んだ。

 今回の優勝で20ポイントを加算、トップと3ポイント差のランキング5番手で迎える最終戦については「今回の優勝で、チャンピオンを狙える権利を持ったまま最終戦に臨めることになりました。この良い流れを持続したまま最終戦でも優勝したい」とし「結果はついてくる、と言えるだけの取り組みをして、自分のレース人生をかけて良いレースをしたいですね」とコメントした。

 一方、これがGT500での初優勝となった福住は「ここまで勝てそうでいて勝てないレースが続いていたので、今日も、野尻さんが作ってくれたギャップで、後半のステイントでレースをリードしていても、いろんな悪夢が頭を過ることもありました」と苦しかった心情を吐露。「だからチェッカーを受けてレースが終わったら、嬉しいのとホッとしたのと…」と言葉を詰まらせた。

 クルマに関しては「開発は、主に野尻さんとチームのエンジニアさんがミーティングして進めてくれています。走った後のフィードバックなど、野尻さんの凄いところを感じてきましたが、今回優勝したことでやっと結果に残すことができました。何よりも方向性が間違っていなかったことが確認できたのが良かったです」とし、コンビを組む先輩を称えながらもクルマの仕上がりには満足した様子だった。

 そして運命の最終戦に向けては「これでランキングでも確か5番手になったと思います。5番手といってもトップとのポイント差はあまりないと思うので、今日のこの良い流れのまま、チャンピオンを目指して頑張ります」と福住も力強く語った。

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