新投入スープラは“素性が良い”。埼玉トヨペットGBの吉田、シェイクダウンの印象明かす
埼玉トヨペットGreen Braveは、スーパーGTの2020年シーズンに、GRスープラを投入することを発表。シェイクダウンでの走行を担当した吉田広樹は、エンジンのトルク感に違いがあると語り、ポテンシャルを感じている様子だ。
写真:: Motorsport.com / Japan
スーパーGT(GT300クラス)に参戦する埼玉トヨペットGreen Brave。東京オートサロンで2020年シーズンは吉田広樹のチームメイトとして新たに川合孝汰を起用し、更にマシンをこれまでのマークX MCからGR SUPRA GT(JAF-GT)へと変更することも、合わせて明らかにされた。
埼玉トヨペットGreen Braveは昨シーズンまで、マザーシャシーのマークXを使用してスーパーGTに挑んできた。しかし市販のマークXが2019年12月をもって生産終了となったことから、使用車種の変更を決断したと埼玉トヨペット社長の平沼一幸氏は説明する。
2019年シーズン中からレースと並行してマシン開発を進めていた埼玉トヨペットGreen Braveだったが、昨年12月にはスープラのシェイクダウンを実施し、無事に完了させている。
そのシェイクダウンでマシンのステアリングを握った吉田は、新たに駆ることになるマシンの第一印象を訊かれると、次のように語った。
「(乗ってみて)エンジンのトルク感は、去年までのマークXとは違いがあって、ひとつの武器になるんじゃないかなと感じています」
「これから先のテストでもっと理解は深まっていくとは思いますが、車両のダウンフォースも素性も確認できました」
「マークXに比べてホイールベースが短くなるといった部分はあるので、そこを上手くカバーして乗りやすいマシンにしていくことができれば、僕も河合君も(スープラに)早く慣れていけると思っています。良い部分は伸ばしていきつつ、そうじゃない部分はフォローしていけるか……それが重要かなと思います」
また、平沼社長は次のように2020年の目標を語った。
「今年は(新型の)デビューイヤーなので、早めに膿出しを終えて、クルマが戦闘力を出せるようにしたいと思っています……内心は『早く勝ってね』というのはありますけどね」
「ただ素性は良さそうなので、“我々がどう育てていくか”だと思います」と平沼社長は話し、新シーズンへの期待感を示した。
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