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『帝王』本山哲、GT500引退セレモニー「勝ちへのこだわり持ち続ける」

日産の2019体制発表が行われた日産グローバル本社で、本山哲のGT500引退セレモニーが行われた。

本山哲GT500引退セレモニー

本山哲GT500引退セレモニー

吉田知弘

 2月9日(土)、日産のスーパーGT参戦体制の発表が行われた。しかしそこには、1997年から日産とともにJGTC/スーパーGTのGT500クラスを戦ってきた本山哲の名前はなかった。

 これまでエースドライバーとして日産を引っ張ってきた本山は、GT500引退を表明。16勝を挙げ、3度のチャンピオンに輝いた”帝王”は、今年はエグゼクティブアドバイザーとして、日産系チーム全体をサポートしていくことになる。

 体制発表会の後には、本山のGT500引退セレモニーが行われた。22年間に及ぶ活躍を振り返るムービーが流れた後、本山が登壇。集まったファンからの大きな拍手で迎えられ、なかには「お前が必要だ、本山!」との熱い声援が飛ぶなど、GT500引退を惜しむ声が多かった。

 まずはニスモの片桐隆夫社長から、感謝の言葉が伝えられた。

「全ての日産関係者を代表いたしまして、本山選手の活躍と多大なる貢献に感謝申し上げます。1997年のGT500デビュー以来日産陣営のエースとして、日本のモータースポーツを代表するトップドライバーとして、活躍していただきました」

「本山選手はテクニックやレース運びの素晴らしさはもちろん、強靭な精神力を持ち合わせています。それだけでなく、マシンの開発やテストを進める能力にも大変長けています。フィードバックの的確さは、日産車のポテンシャル向上に大きな貢献をしてくれましたし、彼のリーダーシップ、求心力でチーム全体のレベルアップもしてくれました。日産不動のエースドライバーとして、長期にわたる貢献に改めて感謝します」

「今年はエグゼクティブアドバイザーとしてスーパーGT全戦に帯同し、総監督を始めとするチームのサポートをしていただきます。豊富な経験やノウハウを、後輩ドライバーやエンジニアにアドバイスしていただき、日産GT-Rの王者奪回に力を発揮していただきたいと思います」

 マイクの前に立った本山は、サポートしてくれた日産/ニスモやファン、両親への感謝をまず口にした。

「何から話していいか難しいですが、まず長い間素晴らしい環境で走らせていただいた日産/ニスモ、全国のファンの方々、僕に協力してくれた全ての人々に感謝します。ありがとうございました」

「ドライバーとしてやるべきことだけに集中して、好きにやらせていただける環境の中で、スーパーGTだけでなくル・マンだとか様々な挑戦をさせていただきました。ドライバーとして成長する上でバックアップしてくれたことに非常に感謝しています」

「レースが好きで、勝つことに人並み以上にこだわってきたことが、モチベーションとなってレースを長く続けてきました。その気持ちは変わっていませんし、機会があればレースは続けていくつもりです。今後もそういったところでは、勝つことをこだわり続けていきたいと思います」

 エグゼクティブアドバイザーとしての働きについては、日産全体のパフォーマンスを底上げする他、世界に通用する日本人ドライバーを発掘したいと話した。

「今年に関しては、日産全体のレース内容、結果を向上させるために様々な部分で貢献していくつもりです。日産のマシンがレースしているところをみることでファンの皆さんに喜んでもらえるように、楽しんで応援してもらえるような形にしていけるように貢献できるよう頑張っていきます」

「ドライバーに関しては、世界に通用するような力のある日本人ドライバーが出てきてくれるように、微力ながらサポートしていければという気持ちです。これからも色々な形で関わっていくと思いますので、たくさんの応援、ご支援をよろしくお願いします」

 そして壇上には、本山と縁の深いチーム・インパルの星野一義監督、柿元邦彦ニスモアドバイザー、元チームメイトでニスモアンバサダーのミハエル・クルム、後輩ドライバーたちが登壇し、本山に花束を贈呈した。

 星野監督は、僕の代わりにインパルを率いてもらいたいというジョークを交え、ニスモを背負っていってほしいとコメント。 柿元アンバサダーは、本山が1998年のル・マン24時間レース予備予選を戦った際のエピソードや、2011年のオートポリスで予選12番手からトップまで追い上げた時のことを振り返り、後輩ドライバーたちのために道を開いていって欲しいと語った。

 クルムや、ニスモの田中利和常務執行役員からも労いの言葉を受けた本山は、改めてこれからも日産に貢献していきたいと意気込んだ。

「長い間いろんな経験をさせてもらった中で、いろんな人とのたくさんの思い出もあります。正直いま、実感もないですしやり尽くしたという気持ちでもありません。早く走りたいという気持ちを持てたことが、長い間続けられた理由だと思いますし、その気持ちはこれからもしっかりと持って貢献していければと思います」

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