吉本大樹「表彰台を狙っていただけに悔しい結果。次戦以降はさらにレベルの高い戦いをしたい」

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吉本大樹「表彰台を狙っていただけに悔しい結果。次戦以降はさらにレベルの高い戦いをしたい」
2018/05/06 9:23

60号車LM corsaの吉本大樹は、表彰台を狙っていただけに悔しい結果ではあるが、次戦以降はさらにレベルの高い戦いをしたいと述べた。【LM corsa決勝レースレポート】

 2018 AUTOBACS SUPER GT Round2 FUJI GT 500km RACE」の決勝レーが、5月4日(金)に富士スピードウェイで開催された。 

 前日に行なわれた公式練習と予選は、荒天と濃霧によってスケジュールが大幅に遅れ、本来なら1時間45分に渡って実施する予定だった公式練習は30分に短縮され、予選方法もQ1、Q2のノックアウト方式から全車が一斉にタイム アタックを行なう変則的なスタイルとなった。マシンのセットアップもままならないほどの慌ただしい中で実施された予選だが、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 を駆った宮田莉朋選手は、見事な走りをみせて6位を獲得した。

 4日の決勝日は、午前中にピットウォークやドライバー紹介が行なわれ、13時から25分間に渡ってウォームアップ走行が実施された。SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 には、まず宮田選手が乗り込み7周を周回しコースコンディションとマシンの状態を確認。続けて吉本大樹選手も乗り込み、最終的なマシンのセットアップをチェックした。ウォームアップ走行は二人のドライバーが計13周を周回し、長丁場となる 500kmレースに臨んだ。

 決勝レースは予定どおりの14時40分にパレードラップがスタート。ゴールデンウィーク中の開催というこ とで 5万5000人の大観衆がGT500クラスとGT300クラスの計44台の白熱したバトルを見守ることになった。
 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 は宮田選手が初めてスタートを担当。6番手からスタートすることになったが、序盤はストレートスピードに勝る7号車のポルシェや34 号車のNSXに先行を許して9番手にポジションダウン。しかし、4周目にはベストタイムとなる1分38秒864をマークしてライバル勢を追った。FUJI GT 500km RACE は、2回のピットストップが義務付けられていて、1回のスティントは少なくても30周を走行したいというのが、どのチームも想定すること。LM corsaも、宮田選手の第1スティントを伸ばして、後半の戦略に幅を持たせる展開を狙った。そのため、宮田選手はタイヤを労りながらも安定したペースで走ることが求められた。宮田選手は、チームの要求通りにタイヤとマシンに優しい走りをしつつ25周目にはポジションをひとつ上げて8番手に浮上。30周目には7番手、ピットインのタイミングとなった33周目には6番手にポジションアップして第2スティントを担当する吉本選手にバトンを渡した。

 吉本選手も宮田選手と同様のラップタイムで順調に走行を続けて、トップ10を走行する全車が1回目のピットストップを終えた45周目には9番手となり、6番手争いを4 台のマシンが行なう状況だった。55周目には8番手に、58周目には7番手に浮上して、さらに先行するマシンを追う。上位陣が2回目のピットストップを行なったこともあって、70周目には4番手にポジションアップし、翌周の71周目に2回目のピットストップを実施。4本のタイヤを交換す るとともに給油を行ない、宮田選手が再び SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 に乗り込んだ。

 ピットアウトした時点では13番手だったが、ライバル勢が2回目のピットストップを終えた84周目の時点で、7番手を走行することになる。宮田選手は、1分39秒台の安定したラップタイムで先行車を追うが、6番手を走行する7号車のポルシェとは20秒ほどのギャップがあり、抜くにはいたらず101周目に7位でチェッカーを受けた。

 RC F GT3 が不得意なレイアウトとなる富士スピードウェイだったが、予選で6位を獲得し、決勝レースはドライバーもチームもミスなく完走。今シーズン初めてとなる入賞を果たして、5ポイントを得ることとなった。次戦の鈴鹿サーキットは、RC F GT3の長所が活かせるサーキットなので、さらなる活躍が期待される。

■飯田章監督
「富士スピードウェイは、SYNTIUM LMcorsa RC F GT3 にとっては得意なコースではありません。そのため、レースウィークに入る前は苦戦することも予想されました。3日の予選日は、荒天によって公式練習が短縮され、一回勝負の予選もチームには追い風となりました」

「決勝レースはラップタイムも安定していて、7位フィニッシュと予選順位より落ちてしまいましたが、それでもポイントを獲得できたことは良かったです。チームはピットストップや戦略でもミスなく、ドライバーも持てる力を出し切ってくれました。シリーズ戦は、流れに乗ることが重要です。今回のレースをきっかけとして、さらに上位争いができればと思っています」

■吉本大樹選手
「予選が6番手だったため、決勝レースでは表彰台を狙っていました。それだけに7位という結果には悔しさはあります。スタートは初めて宮田選手に担当してもらい、 GT500クラスが一斉に後方から迫ってくる状況でも冷静に走っていました」

「私のスティントは、先行するマシンに押さえられてしまってペースが上がりませんでした。それがなければ、違った展開にもなっていたはずです。また、私達のチームは2回のピットストップともに4本のタイヤを交換する選択肢しかなかったので、タイヤ無交換を行なったチームに対しては不利な状況でした」

「それでもポイントが獲得できたことは良かったですし、次戦以降はさらに強くなってレベルの高い戦いを行なっていきたいです」

■宮田莉朋選手
「初めてスタートを担当したのですが、冷静にタイヤマネージメントして走ることができました。ストレートスピードに勝っているライバル勢に抜かれてしまいました が、無理して追い上げることをせずに順位をキープすることに専念しました」

「後半のスティントは、マシンバランスの悪化や、路面がダスティになったことによって想定していたラップタイムに届きませんでした。それでも7番手を守ってチェッカーを受けられたことは良かったです。レースウィーク前には、トップ10に入ることが難しいかもしれないという状況でしたが、吉本選手やチームとともに必死で取り組んできた成果が現れたことが嬉しいです。今後のレースに向けてもポジティブな感覚を得られたので、次戦の鈴鹿サーキットラウンドは期待しています」

【LM corsa決勝レースレポート】 

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第2戦FUJI GT 500km RACE
ロケーション 富士スピードウェイ
ドライバー 吉本 大樹 , 宮田 莉朋
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