いよいよ開幕間近! 2018年のGT500は3メーカー“超”接戦の様相

2018年のスーパーGTシリーズが、いよいよ来週末に開幕。今年のGT500クラスは近年稀に見る大接戦となりそうだ。

 いよいよ、2018年のスーパーGTシリーズが来週の4月7日・8日に岡山国際サーキットで開幕する。レクサス、日産、ホンダの3メーカーがしのぎを削るGT500クラスは、近年稀に見る接戦の予選・決勝が見られそうだ。

 昨年の開幕戦ではレクサスLC500勢がトップ6を独占する快挙を成し遂げ、その後もシリーズをリードしていったが、シーズン中盤になってホンダNSX-GT勢が2連勝を飾った。そして同時に日産GT-R勢も上位に進出し、最終戦では#23 MOTUL AUTECH GT-Rがポール・トゥ・ウィンを飾った。

 昨シーズン終盤は3メーカーが接近する勢力図となったが、その流れは今年も続いており、3月17日・18日に行われた岡山公式テストでは、全15台のうちトップ13台が0.7秒以内にひしめく大混戦となった。その中でも特にホンダNSX-GT勢が速さをみせ、全4セッションのうち#17 KEIHIN NSX-GTが2セッションでトップタイムを記録。その他のチームも上位に名を連ねていた。

 注目のジェンソン・バトンも岡山公式テストでは1日目のセッション全てを担当するなど、2日トータルで150周近くを走破。当初はGT500マシンへの慣れなど苦戦気味のように思われたが、2度の公式テストを経て本人もかなり自信を深めている様子で、開幕戦に向けて準備を整えつつあるようだ。さらに、陣営の関係者を取材していると、開幕に向けて伸び代の余地はまだある模様。さらにパワーアップしたパフォーマンスを見ることができそうだ。

 一方、岡山テストでは昨年ほどの速さをみせなかったレクサス陣営。平川亮/ニック・キャシディ組のチャンピオンコンビに手応えを訊いても「今年は接戦でタフな戦いになる」と慎重なコメントをしていたのが印象的だった。ただ、パドックではレクサス陣営は早くもシーズン中盤を見据えウェイトを積んでテストをしていたのではないかという噂も流れており、仕上がりとしては昨年同様に順調な様子。開幕戦に向けて一歩リードしている印象を受けた。とはいえ、公式テストでは2度のエンジントラブルに見舞われており、信頼性という面では他のメーカーと比べると不安を残している状態。これが開幕戦にどのような影響を及ぼすのか、注目だ。

 そして、日産GT-R勢は昨年序盤での出遅れを克服するべくマシン、エンジンをはじめ大幅にテコ入れをして今シーズンのパッケージを完成させた。タイムだけを見ると上位につけていないのが気にはなるが、ロングラン主体のセッションでは、岡山でも、その後に行われた富士テストでも、#12 カルソニック IMPUL GT-Rが速さをみせた。

 #23 MOTUL AUTECH GT-Rの松田次生によると、岡山テストで上位のタイムを記録できなかったのは、持ち込んだタイヤと当日のコンディションが合っていなかったからだという。そして「開幕戦でしっかりと合わせ込めれば、問題なくいけると思います」と自信をみせていた。さらに、他の2メーカー同様に、日産勢も何か手の内を隠している模様。実際の勢力図は『始まってみないと分からない』という状態だ。

 今シーズンは参戦ドライバーにも注目が集まっており、5人が新たにGT500レギュラー参戦を果たす。その中でも注目なのは、やはり前述のジェンソン・バトン( #100 RAYBRIG NSX-GT)であろう。2回の公式テストでも、チームのピット周辺は彼を一目見ようと黒山の人だかりとなっていた。また小林可夢偉も今季はレギュラー参戦を果たす。これによりヘイキ・コバライネン、中嶋一貴と合わせて過去最高の4人の元F1ドライバーがGT500クラスを戦うことになる。

 さらに昨年スーパーフォーミュラで大活躍し、現在はフォーミュラEでもランキング2位につけているフェリックス・ローゼンクヴィストも#6 WAKO'S 4CR LC500の一員として参戦。テストでも速さを見せており、開幕戦を前に早くもライバルから警戒されている。

 例年以上の見どころの多さに加えて、ここ数年にはない激戦が予想されているGT500クラス。4月7日に予定されている公式予選から、目が離せない。その舞台は、岡山国際サーキットである。

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