38号車の逆転勝利を支えたブリヂストン「ペースを維持できることが重要だと思っていた」

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38号車の逆転勝利を支えたブリヂストン「ペースを維持できることが重要だと思っていた」
執筆:
2019/05/13 7:52

#38 ZENT CERUMO LC500にタイヤを供給するブリヂストンは、予選を軽視したわけではないものの、決勝で好ペースを維持できるタイヤを持ち込んだことが、勝利に繋がったと語った。

 富士スピードウェイで行われたスーパーGT第2戦富士GT500kmレースで優勝したのは、7番グリッドからスタートした#38 ZENT CERUMO LC500だった。

 38号車が履くのは、ブリヂストンのタイヤだ。ブリヂストン勢は予選ではミシュラン勢の後塵を拝したものの、決勝では安定したペースで走り、逆転での優勝を果たした。レース後、38号車のドライバーである立川祐路は、「僕らのペースはすごく安定していて、最後まで問題なく走れました。それについては、ブリヂストンに感謝しています」と述べていた。

 ブリヂストン勢は、この38号車のみならず、昨年王者の#1 RAYBRIG NSX-GTも12番グリッドからスタートして3位フィニッシュを飾っている。

 ブリヂストンのMSタイヤ開発部 設計第2ユニットリーダーである松本真幸氏は、今回の結果について次のように語った。

「富士のレースは110周と長いです。予選で前に出ることも重要ですが、長く走ってもタレず、速いペースを維持できることが重要だと思っていました」

「そういう意味では、予選では(ミシュラン勢に)前に出られてしまいましたが、決勝では38号車を筆頭に、タレずに走り切れたことが、この結果に繋がったと思います」

 とはいえ、硬めのタイヤ選択だったわけではないという。

「硬めを選択したつもりはありません。予選を軽視したわけではないんです。できれば、予選でも前に出たい。でも長く走って、ちゃんと走り続けられるというところにプライオリティを置いて開発してきました」

 予選日の路面温度は40度以上、しかし決勝では17度前後まで下がった。ブリヂストンとしても予想以上に寒いコンディションだったというが、同じく富士で行われた公式テストの結果をしっかりと評価してきたという。

「決勝は思っていたよりも寒かったです。でも、富士で行われたGTAのテストが寒く、その評価をしっかりできたことで、今回のコンディションにもうまく適応できたのかなと思います」

 そう松本氏は語る。

「どのコンパウンドも、狭い範囲の温度でだけグリップを出すということではなく、幅広いレンジでしっかり使えるようにということを考えてきています。何種類か持ってはきていますが、寒くなったり、暑くなったりということはどうしても生じてしまうんで、そういう時にも対応できるように準備してきました。それが、うまくいった要因のひとつかなと思います」

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第2戦:富士
執筆者 田中健一
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