ドラゴNSX GT3の道上龍「決勝に強いセットアップ目指す」

スーパーGT岡山公式テストに参加したModulo KENWOOD NSX GT3の道上龍は、決勝を見据えたマシン作りをしていきたいと語った。

 岡山国際サーキットで行われた2018スーパーGT岡山公式テスト。今季からGT300クラスに参戦する#34 Modulo KENWOOD NSX GT3の道上龍は、ランキング上位を目指すためにも、決勝を見据えたマシンセッティングにしていきたいと語った。

 すでに、2月下旬のメーカーテストから本格的な走り込みを始めている#34 Modulo KENWOOD NSX GT3。今回はGT300クラスに参戦する29台が集まり、その中で今季デビューを果たすNSX GT3がどんなパフォーマンスを発揮するのか。注目が集まった。

 今回のテストでは、スーパーGT初参戦となる大津弘樹に加え、久しぶりの参戦となる道上もルーキーテストを受ける必要があったが、2人とも合格。これでシリーズ戦に正式に参戦できることになった。

 この他にも、#34 Modulo KENWOOD NSX GT3は全体的に決勝レースを見据えたセッティングを煮詰めていく様々なテストを敢行。ヨコハマタイヤのタイヤテストも同時に行い、だいたいの方向性が見えてきたという。

 2月のメーカーテストの時、道上は「まだまだ車体側のポテンシャルを上げていかないといけない」と、シビアな表情をしていたが、今回はかなり手ごたえが掴めた様子。2日間のテストを終え、次のように語った。

「今回持ち込んでもらったヨコハマタイヤさんのタイヤとのマッチングをそれぞれ試しました。僕もレースのシミュレーションということで、ガソリンが重い状態からスタートして、途中から大津にも引き継いで、ロングランの中でタイヤの状態とかも確認して、見極めることができました」

「2月の時から比べると、だいぶ良くなりましたし、方向性も見えてきました。まずはそういうところ(決勝ベースのセッティング)も見極めながら、最終的には予選一発も求めていきたいです」

 予選での速さよりも、決勝を見据えたセットアップを重点的に行うという、通常とは逆やり方でテストを進めている#34 Modulo KENWOOD NSX GT3。これについては、道上の経験もかなり反映されているようだ。

「これまでもショートランでテストをしていても、(タイヤのグリップの)ピークを過ぎた瞬間に、結構クルマのバランスが変わってしまうので、『このままだと決勝レースはまずいな』と思っていました。今回は台数が多く、路面状況も変わっていく中でレース用のセットアップを見極めることに集中しました」

「予選は一発タイヤ(のおいしいところ)があればいい。例えピーキーなクルマでも、それでタイムが出ればいいなと思っています。そこからレースというのは、色々な要素が絡んで難しいので、そこを考えていかなきゃいけないです。今回は色々なシミュレーションができたので、よかったと思います」

「タイムは出ていないですけど、自分たちの中ではタイムを出しに行った時の(位置関係の)予想は大体ついています」

 そう語る道上の表情を見ても、マシンセッティングという点では、かなりいいところに来ている模様だ。そして、シーズンオフのテスト中、目立ったトラブルが出ていないという“NSX GT3の信頼性の高さ”も、シーズンに向けて大きな武器となっていきそう。着実に開幕に向けての準備が進んでいると、自信をみせていた。

「クルマが持っている信頼性も高いですし、チームのみんながしっかりメンテナンスをしてくれています。(メカニックたちは)GT500も経験があるメンバーなので、細かいところも気を遣ってみてくれているので、大きなトラブルなくこれていて、順調にテストメニューがこなせています。今年は鈴鹿10時間にも挑戦しますし、信頼性が高いというのは重要なことです」

「開幕に向けて着実に準備は進んでいます。このGTでランキング上位にいくためには、1戦も落とすことができないので、1ポイント1ポイントが重要になってきます。そういう意味でも、レースに強いクルマにしたいですね」

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 第1回岡山公式テスト
サブイベント 2日目
記事タイプ 速報ニュース