GT500王者の平川&キャシディ「今年はアドバンテージない」と接戦予想

昨年のGT500チャンピオンであるKeePer TOM’S LC500の平川亮とニック・キャシディは、今年は接戦で余裕がない戦いになるだろうと語った。

 富士スピードウェイで行われたスーパーGT公式テスト。昨年のGT500チャンピオンである#1 KeePer TOM’S LC500の平川亮とニック・キャシディが、ここまでのテストを振り返り、昨年のようなアドバンテージは全くないと語った。

 昨シーズンは開幕戦の岡山と第7戦のタイで2勝し、最年少コンビでのシリーズチャンピオンを成し遂げた平川とキャシディ。今季も開幕戦からライバルを突き放す走りを見せるのではないかと期待も高まっている。

 富士での公式テストでは2日目午前のセッション3でトップタイムをマーク。その他のセッションでも常に上位に顔出すなど、安定した速さをみせており、ライバル陣営からは、#1 KeePers TOM’S LC500を含め、レクサス勢は早くも第2戦以降を想定してウェイトハンデを積んでテストをしているのではないかという噂が出てくるほど、外から見ている分には順調にテストを進めているように見えた。

 しかし、いざ2人に話を訊くと、昨年のようなアドバンテージは全くないとのこと。平川は2度の公式テストを振り返り、3メーカーが入り乱れる接戦になるのではないかと予想した。

「どのサーキットでも同じなのですが、全車近いところにいるなという感じです。仕上がりはまずまずですけど、かなり接戦だな……と思っています」

「僕たちにアドバンテージはないと思います。それはクルマだけでなくエンジンやタイヤを含め総合的に見て、他のメーカー、タイヤメーカーが方が良くなっている(伸び幅が大きい)なと感じています。全体的なパフォーマンスの差はないと思っています」

「正直、シーズン始まってみないと分からないです。今回も気温は低いですし、開幕して温度が上がっていく中で、クルマ、エンジン、タイヤがどう働いてくれるのかというのもありますね」

 同じくキャシディも、今年はタフなシーズンになると予想。中でもライバルの日産勢、ホンダ勢の方が速いと語っていた。

「レクサスのクルマは非常によく仕上がっているけど、それよりもホンダNSX-GT勢が速い。開幕戦トップに立てるかどうかというのは、ちょっと難しい状況にあると思う。(平川)亮が言う通り、僕たちにアドバンテージはない。むしろライバルから比べると遅れているように感じている」

「日産勢はストレートスピードが速いし、ホンダ勢はハイスピードコーナーで速さを見せている。そこに追いついて追い越せるように改善しなければいけない部分はたくさんある。もしかすると、今シーズンはタフなシーズンになるかもしれない」

「レクサス勢の中では僕たちが最上位に行ける自信はあるけど、一番のライバルは日産勢、ホンダ勢だ。このテストでの彼らの速さを見ていると、昨年のようにはいかないだろう」

 実際の勢力図は、開幕戦が始まってみないと何とも言えないが、少なくとも2人は開幕戦に向けて、確実な雰囲気を掴んでいる様子はなかった。そこからチームとともにどう立て直してくるのか。ディフェンディングチャンピオンとして迎える2018シーズンは、彼らにとって“王座をいかにして守るのか?”という新しい挑戦になりそうだ。

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 富士公式テスト
記事タイプ 速報ニュース