豊田章男社長がGT500制覇にコメント「レクサスの有終の美を飾ってくれた」
14年に及ぶレクサスブランドでのGT500クラス参戦に一旦区切りを打つにあたり、トヨタの豊田章男社長がコメントを発表した。
写真:: Masahide Kamio
2019シーズンのスーパーGT(GT500クラス)でドライバー、チームの両部門でシリーズチャンピオンを獲得したレクサス陣営。来年からGRスープラに車両が変更されることに伴い再び「トヨタブランド」として参戦することになる。
これに伴い、一旦区切りを迎えるGT500クラスでのレクサスブランドに対して、トヨタの豊田章男社長がコメントを発表した。
レクサスの車両がGT500クラスに参戦を開始したのは2006年。当時はSC430を使用していたが、2014年からのレギュレーション変更に伴いRC Fが登場。さらに2017年からは現在のLC500が参戦車両となり活躍してきた。その間、レクサス陣営は合計で6度のドライバーズタイトルを獲得した。
豊田社長は、これまで14年間にわたり声援を贈ってくれたレクサスファンに感謝の気持ちを伝えるとともに、これまでのレクサス勢の歩みを振り返った。
「2006年より14年間続けてまいりましたLEXUSでのSUPER GT参戦が本年で一旦休止となります。応援いただいたLEXUSファンの皆さま、熱い声援を送り続けてくださりありがとうございました」
「LEXUSを数々の勝利に導き、SC、RC F、LCを強いクルマに育ててくださったドライバー、メカニック、エンジニア、チームメンバーの皆さま、そしてスポンサーの皆さまにも、本当に感謝しております」
「2006年、舘さん率いるトムスが、寿一とアンドレを擁してLEXUS参戦初シーズンにチャンピオンを獲得してくれました」
「その後も、SCの最終年にはセルモ...、RC Fの最終年にはサード...それぞれの名門チームがチャンピオンで節目を飾ってくれました」
「2011年からはプライベーターチームのバンドウも参戦しました。苦しみながらも成長を続け、チーム力を高め、2016年には初勝利をおさめるなど名門チームが居並ぶ中、新しい力でチームLEXUSに貢献してくれました」
「そしてLEXUS最終年となった今年、監督に転身した寿一が引っ張ったチーム ルマンがトムスと最後の最後まで死闘を繰り広げLEXUSの有終の美を飾ってくれました」
「チームルマンは、昨年、山田エンジニアの急逝もあり、本当に辛い中で戦い続けてきたチームでもありました。今年、チャンピオンを獲ってくれて、本当に良かったと思います」
「ドライバーの大嶋選手、山下選手、おめでとう。阿部エンジニアをはじめチームのみなさんも、おめでとう」
「トムスのキャシディ選手、平川選手も素晴らしい戦いをありがとう。37号車チームのみなさん、チームチャンピオン獲得おめでとう。(キャシディ選手はスーパーフォーミュラチャンピオンもありがとう。)」
そうプレスリリースにコメントを寄せた豊田社長。来季からの登場するGRスープラに期待するとともに、ライバルであるホンダとニッサンにもエールを贈った。
「SUPER GTでのLEXUSの戦いは、これで一旦終わりますが、チームLEXUSとしていっしょに戦ってくれた6台は来年からGRスープラでSUPER GTを戦い続けてまいります。ファンの皆さま、引き続き、応援よろしくお願いいたします」
「そして...日産、ホンダの皆さま、来シーズンも素晴らしいレースを繰り広げSUPER GTを、そしてモータースポーツを、もっともっと盛り上げていきましょう。引き続き、よろしくお願いいたします。(その前に、11月23~24日DTM交流戦も精一杯盛り上げていきましょう。)」
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