アストンマーチンCEO、GT500参戦へ前向き?「検討すべき多くの理由がある」
アストンマーチンのCEOであるアンディ・パーマーは、スーパーGTのGT500クラス参戦を検討するだけの”多くの理由”があると語る。
写真:: Alexander Trienitz
2019年シーズンからDTMへの参戦をスタートさせたアストンマーチン。同社は時を同じくして、日本のスーパーGTへのワークス体制での参戦もスタートさせた。藤井誠暢とジョアオ・パオロ・デ・オリベイラを擁し、D'station Racing AMRとしてVantage GT3をGT300クラスで走らせているのだ。
スーパーGTは2020年シーズンから、クラス1規定に準拠したマシンを投入する予定だ。そうなればアストンマーチンは、DTMに投入しているVantageにほとんど変更を施すことなく、GT500クラスに参戦することも事実上可能だ。
DTMでのライバルであるアウディとBMWは、いずれも将来GT500クラスに参戦するという願望を表明している。アストンマーチンのCEOであるアンディ・パーマーは、GT500クラス参戦について「その可能性はありうる」と語った。
「我々はGT300クラスに参加している。今シーズンは我々にとって、最初のシーズンなのだ」
パーマーCEOはそう語った。彼はかつて、日産の副社長も務めた人物。NISMOを通じてGT500クラスのことはよく理解していると言う。
「私は日産にいた時から、そのシリーズのことをよく知っている。そして、GT500というトップレベルのシリーズに参加したいと思う理由はたくさんある」
しかしアストンマーチンは、11月に富士スピードウェイで行われるスーパーGTとの特別交流戦への参加を見送った、唯一のDTM参戦メーカーである。しかしながらパーマーCEOは、アストンマーチンのDTMにおける将来は、スーパーGTとの関係性が非常に重要な役割を果たすだろうと語る。
「スーパーGTとどうつながっていくかを知ることができれば、このシリーズを本当に受け入れるきっかけになるはずだと思う」
またパーマーCEOは、アストンマーチンがDTMに参戦する意義について、次のように語った。
「ドイツは我々にとって、ヨーロッパで2番目に大きな市場だ。ヨーロッパ本土では最大である。我々に最も近い競合メーカーが存在する、重要な市場なのだ」
「それが我々がDTMに参戦する理由だ。しかし、我々はそれを十分に理解しているだろうか? 例えば我々がV6エンジンを積んだクルマを売っていたとしても、DTMはV6ですらない(アストンマーチンの市販車には、V8およびV12エンジンを搭載しているモデルが多い)。そういう事実を超えて考えなければならないんだ。考えるべきことがたくさんあるよ」
「シリーズ全体について考えてみれば、とても良かったと思う。来年も戻ってきたいと言うには十分だろう」
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