12号車カルソニック、選手権首位浮上で燃リス3段階ダウンの足枷も「王座のためにはSUGOでも入賞が必須」とバゲット
12号車カルソニック IMPUL Zのベルトラン・バゲットは現在ポイントリーダーにつけているが、タイトル獲得に向けては第6戦SUGOでポイントをとることは“必須”だと語った。
写真:: Masahide Kamio
スーパーGT第5戦鈴鹿で最後尾スタートからの逆転勝利を挙げた12号車カルソニック IMPUL Zの平峰一貴、ベルトラン・バゲット組。2戦連続の表彰台となり、一躍ポイントリーダーに浮上して第6戦SUGOを迎える。
ランキング2番手のサッシャ・フェネストラズ、宮田莉朋組(37号車KeePer TOM'S GR Supra)に10.5ポイントの差をつけている12号車のふたりだが、第6戦SUGOに向けて適用されるサクセスウエイトは実に89kgに。実際にはウエイト39kg+燃料流量リストリクター径3段階ダウン(95.0kg/h→88.0kg/h)が適用されるが、燃料流量リストリクター径を3段階絞られるのは12号車だけだ。
Kazuki Hiramine, Bertrand Baguette, #12 カルソニック IMPUL Z
Photo by: Masahide Kamio
そういった状況から、12号車がSUGOで上位に食い込むことは容易ではないだろう。しかしバゲットは、タイトルを獲得するためにはSUGOでもトップ10に入ることを目指さないといけないと語る。
「重要なのは、残り3レースでポイントを獲り続けることだ」
「サクセスウエイトを考えると簡単ではないけど、チャンピオンを獲得するにはSUGOでポイントを獲ることが必須になるだろう」
「(ランキング2番手以下との)マージンは大きいように見えるけど、この選手権においては決して大きいとは言えない。僕たちはSUGOでギャップを維持する、もしくは広げることを目指さないといけない」
「(第7戦)オートポリスが終わった後もリードを保つことができていれば、良い方向に向かうだろう」
バゲットはホンダ陣営に所属していた2020年、17号車KEIHIN NSX-GTを駆り前半戦で2勝。タイトル争いをリードしていた。しかし最終戦でライバルに逆転を許し、最終的なランキングは3位に終わった。
ただバゲットとしては、現在のリストリクター径3段階ダウンの燃料流量は2020年(85.5kg/h)と比べると緩和されているため、当時ほど苦しむことはないだろうと考えている。
「今のリストリクター(3段階ダウン)は厳しくなくなったので、今回はもう少しパワーがありそうだ」とバゲット。
「2020年はとにかくどうしようもなくて、まるで別カテゴリーのようだったし、毎回のように最下位だった。でも今年はその罰が少しだけ緩いんだ」
「それにSUGOは直線スピードがそれほど重要なコースではない。だからリストリクターが絞られている時に一番厳しいサーキットというわけではない」
「鈴鹿でやったように、僕たちチームは頑張り続けないといけない。ライバルも一生懸命やっているだろうけど、僕たちも絶対にポイントを獲得しないといけない」
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