“インパルブルー”復活の裏にあった、新スポンサーTRSの漢気。星野一樹監督「涙が出るくらい嬉しかった」
TEAM IMPULの星野一樹監督は、今季からスーパーGTで再びブルーのカラーリングをまとうことになった経緯について、新スポンサーである東京ラヂエーター製造の計らいがあったことを明かした。
写真:: Masahide Kamio
長年のスポンサーであったマレリ(旧カルソニック)と分かれ、今季から新たな体制でスーパーGTに挑むこととなる名門TEAM IMPUL。そのマシンカラーリングは往年の“カルソニックブルー”、“インパルブルー”となっているが、星野一樹監督がそこに至るまでの裏話を明かした。
TEAM IMPULは1980年代から40年以上に渡り、マレリのスポンサーシップを受けてきた。これはモータースポーツチームへの最長スポンサードとしてギネス記録にも認定されたほどだ。その間に社名は日本ラヂエーター→カルソニック→マレリと変遷したが、特にファンにとってはグループA、スーパーGTで走ったカルソニックの名前と鮮やかなスカイブルーが印象深いだろう。
昨年は紺色の“MARELLI IMPUL Z”としてスーパーGTに参戦していたインパルだが、マレリとのパートナーシップは今年2月をもって終了に。新たなスポンサーとカラーリングが注目されていたが、東京ラヂエーター製造株式会社(TRS)がメインスポンサーに就任することが決定。そしてカラーリングは、カルソニック時代を想起させる明るいブルーとなった。
この往年のカラーリング復活には、実はTRSの木村裕哲社長の思いが大きく関係しているのだという。
木村社長は何を隠そう、カルソニック出身。同社タイ法人の社長や、カルソニックカンセイの常務執行役員などを歴任し、昨年TRSの社長に就任した人物だ。
「マレリさんが撤退を発表した後に、TRSさんの木村社長がメインスポンサーに手を挙げてくださいました。そこから色々な話が進んだ時に『(カラーリングは)伝統のブルー復活でしょ』と言ってくださって」
星野監督はそう語る。
星野一樹監督
写真: Masahide Kamio
「これは新たな始まりじゃない。これからもまだ続くんだと。漢気を見せてくださりました。涙が出るくらい嬉しかったですね」
昨年はコンスタントに上位フィニッシュを記録し、ランキング6位でシーズンを終えたTEAM IMPUL。伝統のカラーが復活する今シーズンは、冬のテストのパフォーマンスを通して手応えを得ているようだ。
「先日の富士テストでの僕らの速さはみんな警戒しているくらいです。既に長く走っているところもあった中で、僕らは少し転がした段階でかなり良いタイムが出ました。今年はかなりいけると思ってます!」
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