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「以前から30歳で区切りをつけることを考えていた」中嶋大祐が引退の理由を語る

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「以前から30歳で区切りをつけることを考えていた」中嶋大祐が引退の理由を語る
執筆:
2019/11/26 10:41

2019シーズンいっぱいでレーシングドライバーとして引退することを決意した中嶋大祐。今後は別の分野でチャレンジしていくそうだが、モータースポーツが嫌いになったわけではないと語った。

 富士スピードウェイで行なわれた『スーパーGT×DTM特別交流戦』のレース2予選後に突然の引退宣言をした中嶋大祐。決勝レース終了後にレーシングドライバーを辞める理由を訊いた。

 日本人初のフルタイムF1ドライバーである中嶋悟の次男である大祐は、2006年に鈴鹿サーキットレーシングスクール・フォーミュラを卒業し、翌2007年に4輪レースデビューを果たした。その後2009年からイギリスF3に参戦。ポールポジションも獲得している。

 2011年からは再び国内に活動の拠点を移しし、フォーミュラ・ニッポン(現スーパーフォーミュラ)に参戦を開始。2012年からはスーパーGTにも参戦した。両カテゴリーで表彰台は何度か経験するも優勝を飾ることはできず、今回の特別交流戦が自身のレースキャリアとしては最後のレースになった。

 改めて、レースを終えた大祐に話を訊くと、引退は以前から決めていたことだと答えた。

「自分の人生設計の中のひとつですね。30歳以降も(レーシングドライバーを)続けるのかどうかをずっと前から考えていて、このタイミングで区切りをつけることにしました」

 そう語った大祐。今後は一切レースには参戦しない予定とのことで、監督や指導者など、仕事としてモータースポーツに関わることも基本的にはないという。一時期は父が率いるナカジマレーシングの後を継ぐのではないかという噂もあったが、それに関しても現時点では考えていないようだ。

「一時期はチームをやっていくための修行のひとつだと思ってドライバーをやっていた時もありました。でも、改めて色々考えてチームをやっていくことが自分のやりたいことなのか? と思った時に……今の段階でチームをやったとしても上手くいかないだろうと思いました。とにかく今後は違ったことにチャレンジしたいなと思います」

 また大祐は、国内外で輝かしい実績を残している父や兄の存在というのも、少なからずプレッシャーになっていた部分があり、自身がステアリングを置く決断をするきっかけのひとつにもなったという。

「若い頃はあまり難しく考えていなくて、正直そんなこと思ったこともなかったんです。でも、だんだん歳をとってくるにつれて『そういうことか』と感じるようになったというか……改めて(父と兄の)凄さみたいなものを実感しました」

「当然自分の結果とも比べてしまうところもありましたし……あえて自分がレースを続けなくてもいいかなと思うのは、やっぱりその存在(父と兄)があります。父があれだけ活躍して、兄も今活躍していて……家族は家族なので、別に僕がそこでもうちょっと頑張っても仕方ないかな、と思うところはありましたね」

 来年以降はモータースポーツとは別の分野の仕事をするという大祐だが、機会があれば“観客”としてサーキットに足を運びたいと語った。

「これは強調して言いたいんですけど、僕はレースが嫌いになったわけでもないですし、クルマが嫌いになったわけでもありません。本当に好きなものというか、趣味と言ったらクルマぐらいしかないので、自分の日程次第ではありますけど、またサーキットにはレースを観に来たいと思います。外から観るレースはすごく面白いと思うので、それはそれで楽しみです」

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この記事について

シリーズ スーパーGT
ドライバー 中嶋 大祐
執筆者 吉田知弘