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GT300連覇を目指すオリベイラ、スーパーGT全レースでの“タイヤ無交換禁止”を望む

#56 リアライズ日産自動車大学校 GT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは、2021年のスーパーGT GT300クラスの全レースでタイヤ無交換作戦が禁止されることを望んでいるようだ。

#61 SUBARU BRZ R&D SPORT【53215988】

写真:: Masahide Kamio

 スーパーGTのGT300クラスでは昨今、いくつかのチームがルーティンのピットストップ時にタイヤを2本のみ交換したり、あるいは完全無交換にすることで作業時間を短縮するという作戦を採っている。実際これが成功したケースもあり、昨年は#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTが開幕戦富士をタイヤ無交換で走りきって優勝、同じく富士で行なわれた最終戦も同様の作戦で勝利した。

 スーパーGTを運営するGTアソシエイションは昨年、52号車がGRスープラでのデビューウィンを飾った翌戦の第2戦(富士)で、GT300車両のタイヤ4本交換を義務付けしたが、第3戦以降はそのルールが適用されなかった。そして今季に関しては、開幕戦岡山でGT300車両のタイヤ4輪交換が義務付けられることとなり、最終戦富士に関しても同様の措置が取られるようだ。裏を返せば、それ以外のレースでは各チーム柔軟に戦略を立てられるということになる。

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 これに関して、昨年GT300クラスのタイトルを獲得した#56 リアライズ日産自動車大学校 GT-Rのジョアオ・パオロ・デ・オリベイラは、年間を通してタイヤ無交換が禁止されて欲しいと語った。

「第1戦に関しては(タイヤ無交換が)認められていないけど、昨年は岡山でレースがなかったので、そもそも各チームがそういった戦略を採るのは難しかっただろう」とオリベイラは言う。

「しかもここはセーフティカーが出る可能性が非常に高い。タイヤ無交換作戦は、セーフティカーが入らないことが前提の作戦なんだ」

「このルール(タイヤ無交換の禁止)はチャンピオンシップのことを考えるといいと思う。でも開幕戦と最終戦だけではなく、全てのレースで適用されて欲しいね」

 またオリベイラは、レース距離が500kmと長い第2戦富士に関しては、複数回行なわれるピットストップの内のどこかで、タイヤを交換しないチームが出てくるだろうと予想している。

「第2戦ではふたつの長いスティントとひとつの短いスティントに分けることができる」

「おそらく、最後のスティントに向けたピットストップでタイヤを交換せず、そのまま長いスティントを走り切るということができそうだ。多くのチームがそう考えているだろうね」

 多くのメーカー、チームが凌ぎを削るGT300クラスにおいて、連覇を達成することは非常に難しいと言える。同じチームが同じペアで2連覇を達成したという例は、前身の全日本GT選手権を含めてもない。

 そんな史上初の快挙に挑むオリベイラは、コロナ禍の影響で富士、鈴鹿、もてぎの3会場でしか開催されなかった昨シーズンと違い、例年通り様々なサーキットで開催される今季は競争が激しくなるだろうと語った。

「基本的に、3つのサーキットでしか開催されなかった昨シーズンは、いくつかのチームには有利に働き、いくつかのチームには不利に働いた」

「岡山や菅生のような、狭くてテクニカルでバンピーなサーキットが増えることで、シーズンに新しい要素が加わってより多くのチームにチャンスが出てくると思う」

「今シーズンは、ライバルが僕たちの強みを知っているので厳しいシーズンになるだろう。彼らは僕たちがどういうことをしてくるか知っているし、僕たちの手の内は読まれている」

「いくつかのチームは、タイヤサプライヤーが変わったり、車両が変わったり、より経験豊富なドライバーが加入したりしている。また4号車(グッドスマイル 初音ミク AMG)や61号車(SUBARU BRZ R&D SPORT)のように、強力なコンビが“その時”が来るのを待っていたりする」

「再びタイトル獲得を目指すにあたっては、本当の意味での挑戦が待ち受けているだろうね」

 

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