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ラストランの中嶋大祐、展開に恵まれず6位「自分らしい終わり方だったけど、悔いはない」

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ラストランの中嶋大祐、展開に恵まれず6位「自分らしい終わり方だったけど、悔いはない」
執筆:
2019/11/25 8:41

今回のスーパーGT×DTM特別交流戦の開催期間中に、今季限りでのレーシングドライバー引退を発表した中嶋大祐。自身のラストレースを6位で終えた。

 富士スピードウェイで行なわれたスーパーGT×DTM特別交流戦のレース2を6位で終えた中嶋大祐(#16 MOTUL MUGEN NSX-GT)。決勝前に引退を発表し、これが彼のラストランとなったが、悔いがないレースができたと語った。

 ウエットコンディションとなったレース2の予選でトップタイムをマークした中嶋。その直後の公式映像インタビューで「このレースが(自分のレーシングドライバー人生で)最後のレースとなる」と発表。そのまま午後に控えていた決勝レースが彼のラストランになることが明らかとなった。

 金曜日に起きた大クラッシュの影響で16号車は車両交換を余儀なくされ、5グリッド降格のペナルティを受けた中嶋は6番グリッドからのスタートとなるも、序盤から着実にポジションを上げ4周目には3番手に浮上した。ここから2番手の山本尚貴(#1 RAYBRIG NSX-GT)とは1秒差をキープし、こう着状態となった。この時中嶋は、序盤からタイヤをセーブする走りを徹し、後半に勝負をかける戦略を採っていたという。

「クリーンなレースになるという前提で前半からタイヤをセーブして、1号車(山本)との差が広がらないような最小限の努力をして後ろについていました」

 その結果、中嶋は第1スティントを長引かせることに成功し、上位陣では一番遅い17周目にピットイン。直後の20周目に2回目のセーフティカーが入ったことで前後の差が縮まり、中嶋にトップ浮上へのチャンスが到来した。ところが、そこからの“波乱の展開”が大誤算だった。

「2回目のセーフティカーが入った時も残り8周くらいあったので『これはチャンスだぞ』と思っていたら、そのリスタートで混乱があってセーフティカーがまた入ってしまいました。後半においしいところをとっておいたのに、結局それを使えないまま終わってしまいました。(肝心なところでうまく結果に繋がらない)自分らしい終わり方になってしまいましたね……」

 そう苦笑いして答えた中嶋。それでも最終ラップでは小林可夢偉(#00 BMW M4 DTM)と一歩も引かないバトルを展開し一時は4番手に浮上したが、コース後半のバトルでポジションを落とすことになり、最終的に6位で自身最後のレースを終えた。

「今日の結果が優勝だったり表彰台であれば、それはもちろん嬉しいですけど、広い意味で自分の人生でみたら、(この結果は)あまり大きく変わらないことかなと思います。それよりも、みんなでスッキリと終えられたレースだったというのが嬉しいです」

 レース後の心境をそう語った中嶋。逆にスタート前は今回がドライバーとして迎える最後のレースという実感が込み上げてきたという。グリッドには多くのドライバーや関係者が声をかけにきていたのも印象的だった。

 突然の引退発表ということもあり、ファンの間からも驚きの声が上がっていたが、逆にレース2の決勝では中嶋に対する注目度が上がり、グリッド紹介での声援も群を抜いて大きかった。

 そういった光景を見て、中嶋自身も色々と想いが込み上げてきたという。

「レース後はそうでもなかったですけど、むしろスタート前の方が色々感じることはありましたね。『こういう風景を見るのも終わりか……』と、しんみりとした気持ちになりました。グリッド紹介での皆さんの声援も嬉しかったですし、そこで“ジワッ”とくるものがありました」

「結果は残念でしたけど、レース後は本当にスッキリした気分で思い残すことはなかったです。本当に『お世話になりました』という気分でした」

 なお来季以降の活動については詳しく明かさなかったものの、モータースポーツ業界からは完全に離れるとのことだ。

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント SUPER GT x DTM 特別交流戦
ドライバー 中嶋 大祐
チーム team Mugen
執筆者 吉田知弘