SGTとは違うローリングスタートに注目! 特別交流戦では“インディ方式”を採用
富士スピードウェイで行なわれているスーパーGT×DTM特別交流戦では、ローリングスタートが採用されるが、通常のスーパーGTとは異なる“インディ方式”のローリングスタートが採用されることとなり、事前に実戦を想定したスタート練習も実施された。
写真:: motosport.com
通常、スーパーGTではポールポジションをイン側として2列の隊列が組まれ、スターティンググリッドの幅に沿ってホームストレートに進入。グリーンシグナルと同時に加速が可能だがスタートラインを超えるまでは追い越し禁止。違反した場合はドライブスルーペナルティの対象となる。
しかし、今回の特別交流戦ではDTMのリスタート時に採用されている“インディスタート”を採用する。ポールポジションがイン側となって2列の隊列になることは変わらないが、ホームストレートに描かれている両サイドのグリッドの内側に密集する形で隊列を維持しなければならない。
進入スピードはポールポジションのマシンが自由に決められるが、コントロールライン付近にある“SEGA Sammyブリッジ”を通過した段階から速度変化は禁止となり、スタートライン側にある“パナソニックブリッジ”付近に到達したところでグリーンシグナルが点灯しレースがスタート。ただ、スタートラインを超えるまでは走行ラインの変更ができないルールとなっている。
スーパーGT勢はなかなか経験のないスタート方式となるため、木曜日と金曜日に合計3回のスタート練習セッションが設けられた。金曜日の練習については悪天候により中止となったが、木曜日に行なわれた2回の練習で各ドライバーが手順を把握していた。
国内レースではなかなか見られないスタート方式ということもあり、ぜひとも注目してみたいところだ。
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