DTMでスーパーGTデモ走行。走行を担当するヘイキ&ロニーがコメント
DTM最終戦でスーパーGTマシンのデモ走行を担当することになったヘイキ・コバライネンとロニー・クインタレッリがコメントを発表した。

DTMの最終戦でスーパーGTマシンをドライブすることが決まったヘイキ・コバライネンとロニー・クインタレッリが、スーパーGTの公式サイトにコメントを発表した。
10月13〜15日にかけてドイツのホッケンハイムで行われるDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の最終戦で、スーパーGTマシンのテスト&デモ走行が行われることが決まっている。
今回走行するのは、レクサスLC500のテスト車両と、MOTUL AUTECH GT-Rの2016年参戦マシンの2台と発表されていた。そしてLC500にはコバライネン、GT-Rにはクインタレッリが乗ることが、スーパーGTを運営するGTアソシエイションから発表された。
今回の走行についてコバライネンは、次のようにコメントを発表している。
「SUPER GTの車両でDTM最終戦のホッケンハイムをデモランできるだなんて、とてもいい機会だと思います。SUPER GTがどういうものなのか紹介するにあたって、ヨーロッパのDTMファンの目の前で車両をお披露目するのはいいやり方でしょうね。デモランするのを本当に楽しみにしています」
「F1から離れて日本でのレース活動を主にしてからというもの、ヨーロッパのサーキットを走るのは初めてになるんです。向こうにはたくさん友達もいるし、ファンもいるので、彼らの前で走れるのはうれしいことです。それも、SUPER GTのチャンピオンとしてですからね! ドイツではDTMのレースがすごく有名だから、そのレースイベントでSUPER GTのクルマを見て、彼らにもたっぷり喜んでもらえたらいいなと思います」
「クルマとしてDTMとSUPER GTとでは、似て非なるところがあるのでその違いなども見てもらえるんじゃないでしょうか。とても興味深いイベントになればいいですよね。近い将来、DTMとSUPER GTでのコラボに向けていい機会になればいいと思います」
クインタレッリも、次のように語った。
「今回の話を最初に聞いた時は僕自身がどうこうというよりも、まずはSUPER GTのマシンがDTMの現場でデモランできることを非常に嬉しく思いました。もちろん、私が日産の代表として昨年のマシンをドライブできることは非常に光栄ですし、NISMOのクルマがヨーロッパのサーキットを走るなんて夢のようですごく嬉しいです」
「私をはじめヨーロッパ出身のドライバーたちで『SUPER GTは本当に素晴らしいんだよ』ってずっと言い続けてきたんですけど、なかなか理解してもらえずにいたんです。もちろん詳しい人もいますが、知らない人も多いので、SUPER GTの素晴らしさ……、それはレースだけでなく、日本の自動車メーカーが素晴らしいクルマを作れるんだということをデモランをとおしてヨーロッパの自動車メーカーに見せたいですね」
「私の出身地であるイタリアでたまにイベントをやるんですが、その時に『ロニーが乗っているクルマがデモランしてくれたらいいな』とか『ロニーが乗っているクルマをナマで見たい』という声がすごく多いんですね。今回はそのイタリアではないんですが、同じヨーロッパのドイツでSUPER GTが走れるのは本当にすごいことだと思っています」
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