DTM代表のベルガー来日「スーパーGTが成功する理由が分かった」

スーパーGT最終戦で実現した、DTMマシンの日本デモラン。DTM代表のゲルハルト・ベルガーは、初体験のスーパーGTの感想を語った。

 ツインリンクもてぎで行われた2017スーパーGT最終戦に来場したITRチェアマンを務めるゲルハルト・ベルガー氏が、初めて見るスーパーGTの印象を語った。

 技術規則の完全統一に向け話し合いが進んでいるスーパーGTとDTM。将来的に交流戦の開催も視野に入っているが、その第一歩として両シリーズの最終戦でGT500車両とDTM車両が同時にデモランを行うという試みが今回初めて実現した。

 今回、3台のDTMマシンと共に来日したDTMを統括するITRのゲルハルト・ベルガーチェアマンとGTAの坂東正明代表が記者会見を実施。ベルガー氏は元マクラーレン・ホンダのF1マシンを走らせていた(当時のチームメイトはアイルトン・セナ)こともあり、日本とは縁の深い人物のひとりだ。そして開口一番「こうして日本に戻ってこられて嬉しい」と語った。

「また日本に戻ってくることができて嬉しいよ。以前は毎年レースのために来日していたし、日本には僕のファンも多い。またマクラーレン・ホンダで走っていた時に一緒に仕事したエンジニアやメカニックもいて、彼らに再会できて嬉しい」

 ITRのチェアマンに就任後、積極的にGTA側と協議を進めて来た模様で、交流戦実現への第一歩として、今回のデモラン実現があった。

「現在はDTMの責任者を務めていて、就任当初からGTAとの協力関係について確認を行った。そこで日本とヨーロッパにある2つのシリーズをもっと密接なものにできないか……という点を見極め、議論してきた。この半年の間にこれまでの実績を確認し、その上でこれから将来に向けてどのようにコラボレーションしていけるか、その可能性とチャンスがあるのかを話してきた」

「先月スーパーGTのマシンをDTMに持ってきていただいて、ヨーロッパのファンに紹介をする試みを行ったが、非常に良く大きな成果をあげた。今度は我々が日本にやってきてDTMのクルマやドライバーを(日本のファンに)紹介をしたい」

 今回初めてスーパーGTの会場を訪れることになったベルガーは、その雰囲気に驚いたと言う。そして改めて次なる目標は、交流戦の実現だと語った。

「まずはスーパーGTのパドックは素晴らしい雰囲気だと感じた。ファンも素晴らしいし、ピットレーンには様々な種類のマシンで埋め尽くされているし、色々なものが充実しているなと感じた。このシリーズが成功している理由が、現地に来てよく分かった」

「最終的には一緒にレースをしたいというのが目標。その上でGTAとITRとしては、レギュレーションを含めプラットフォームを整備して、ファンに対しても魅力を提供するのが仕事だ。しかし一番重要なのは、我々がマニュファクチャラーに『やりましょう!』と呼びかけていける状況にしていかないといけない」

「さらにGTAと協議を行い、今後の方向性などについて詳細を詰めていきたい。両国のファンに大きな“ショー”を提供したいと考えていて、そのひとつの目標である交流戦を実現させたい」

取材・執筆/吉田知弘

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 Rd.8 ツインリンクもてぎ
サーキット ツインリンクもてぎ
ドライバー Gerhard Berger
記事タイプ 速報ニュース