フェネストラズ、2021年は37号車トムスをドライブへ……合同テストも開始
サッシャ・フェネストラズは今季、ニック・キャシディの後任としてトムスの37号車をドライブ、フェネストラズの後任として坪井翔が、36号車のドライバーを務めることになりそうだ。
写真:: Masahide Kamio
まだ今季のスーパーGT参戦ラインアップを明らかにしていないGRスープラ勢。しかし、昨年トムスの36号車をドライブしたサッシャ・フェネストラズは、今季37号車をドライブすることになりそうだということが、motorsport.comの取材で分かった。
昨年は最終戦までタイトルを争い、最終ラップの最終コーナーで惜しくもタイトル獲得を逃すことになった#37 KeePer TOM'S GR Supra。このマシンのドライバーは平川亮とニック・キャシディが務めていたが、キャシディがフォーミュラEへの転向を決めた後、シーズン後半は山下健太がこれをドライブしていた。
しかし2021年、平川のチームメイトとなるのは、2020年に36号車をドライブしていたフェネストラズになるようだ。なおフェネストラズの後任として坪井翔が36号車のドライバーとしてトムスに加入し、関口雄飛とタッグを組む模様である。
なお山下は今季はWECに参戦せず、スーパーGTにフル参戦するものと見られており、大嶋和也と組んでROOKIE Racingの14号車をドライブする模様だ。またセルモの38号車は、引き続き石浦宏明と立川祐路のコンビ。19号車も国本雄資と宮田莉朋のラインアップを継続ということになりそうだ。39号車サードも、ヘイキ・コバライネン&中山雄一で継続という噂だ。
なおホンダと日産はすでに2021年のスーパーGT参戦ラインアップを発表済。GRスープラ勢も近日中に正式発表される見込みだ。
なお富士スピードウェイではすでに今年最初のプライベートテストがスタート。全11台のGT500マシンが、1月19日から走行を行なっている。年末のセパンテストが行なわれなかったこともあり、これがシーズン最終戦後最初の本格的な走行ということになった。
今回参加しているのは、5台のGRスープラ、4台のホンダNSX-GT、2台の日産GT-R。そのうちレギュラー参戦するマシンはいずれのブリヂストンタイヤ勢(9台)であり、これにホンダ(HRD)のテストカー(99号車)と日産のテストカー(230号車)が加わっている。
先日新カラーリングを発表したばかりの#1 STANLEY NSX-GTは、山本尚貴がひとりでドライブ。髄膜炎を患い、先日退院したばかりの牧野任祐は、今回のテストには参加しないようだ。またカラーリングが赤に一新されることになるREAL RACINGの#17 Astemo NSX-GTも、ベルトラン・バゲットが再来日からの隔離期間中にあるため、塚越広大がひとりでドライブしている。
冒頭で述べた通り37号車トムスに移ることになると見られるフェネストラズはまだ来日していない模様で、今回のテストには参加していない。
富士プライベートテスト参加チーム:
■ホンダ勢
#1 STANLEY NSX-GT
#8 ARTA NSX-GT
#17 Astemo NSX-GT
#99 HRDテストカー
■トヨタ勢
#14 ROOKIE Racing
#36 トムス
#37 トムス
#38 セルモ
#39 サード
■日産勢
#12 TEAM IMPUL
#230 ニスモテストカー
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