スーパーGT 岡山公式テスト

新生seven × sevenポルシェ、既にル・マンはじめ世界を見据える本気の体制! 「スーパーGTは通過点でもある」と藤波選手兼監督……旋風起こすか

今季からスーパーGTに参戦するseven × seven Racingの藤波清斗選手兼監督は、スーパーGTは世界に挑戦するための“通過点”的な側面もあるとコメント。悠長に構えず、早くから結果を出すことを狙っている。

戎井健一郎

公開日時: 2025/03/14 10:44

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#666 seven × seven Racing

写真:: Masahide Kamio

 スーパーGT公式テストに向けて搬入の準備が進む岡山国際サーキットで、一際目を引いた1台があった。明るいイエローとブラックのツートンカラーに塗り分けられたseven × seven Racing(セブンバイセブンレーシング)のポルシェ911 GT3Rだ。

 seven × seven RacingはジェントルマンドライバーのBANKCYが率いる、GTワールドチャレンジ・アジアのジャパンカップなど国内外のレースで活躍してきたチーム。今季にかけてはジャパンカップやスーパー耐久の参戦に加え、スーパーGTへの参戦も模索した。

 スーパーGTへの新規参入は枠が限られている関係もあって容易ではないが、選手兼監督の藤波清斗曰く、「坂東さん(GTアソシエイション坂東正明代表)はじめ、関係者の皆さんが非常に親身になってくださった結果、色々なチャンスをいただき、スーパーGTの参戦枠を取ることができました」とのこと。どうやら、元々“海外枠”として確保されていた参戦枠が最終的にseven × seven Racingの元に渡ったようだ。

 使用するのは、スーパーGTでは4年ぶりの復活となるポルシェ。藤波は「なんで今まで(GT300クラスに)なかったの? と思うくらいポテンシャルが高いクルマ」と評する。リヤのトラクションの良さや、車両としての扱いやすさを感じているという。

 藤波、そして近藤翼という実力派ドライバーふたりに、昨年のGT300チャンピオンエンジニアである伊予木仁氏を擁するという強力な体制を敷くseven × seven。自社ガレージ、自社スタッフも既に確保しているといい、本気度が伺える。

 それも、同チームが“世界に挑戦する”というコンセプトを持っているからだ。そのため彼らはスーパーGTもある種の“登竜門”、“通過点”として認識している。したがって、悠長に構えてはいない。

「もちろん甘くはないことは分かっていますが、1年目からガンガンいくつもりです。環境はしっかり整えてもらったので」と藤波は言う。

監督・選手として戦う藤波

監督・選手として戦う藤波

写真: Masahide Kamio

「僕たちは世界に行くのがコンセプトなので、(スーパーGTは)登竜門だと思っています。『1年目だから』とか、『2年、3年かけて』とか思っていません」

 世界のレースを視野に入れているということは、ゆくゆくはル・マン24時間の参戦も目指すのか……? そう尋ねると、藤波は「はい、狙っています」と淡々とした口調で即答した。

「僕らもそこまで考えてやっています。スーパーGTは今後も参戦していきますが、通過点でもありますから」

 

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