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GTA坂東会長、FCY導入を検討していることを明言「各サーキットの協力が必要」

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GTA坂東会長、FCY導入を検討していることを明言「各サーキットの協力が必要」
執筆:
2019/09/26 10:12

セーフティカー介入により勝敗の決着がつく傾向にある今季のスーパーGT。それを対策するための新たな選択肢はあるのか? GTA坂東会長が今後に向けた考えを語った。

 スーパーGTを運営するGTアソシエイションの坂東正明代表は、他のレースカテゴリーでの導入が進んでいるフルコースイエロー(FCY)をスーパーGTでも導入することに対して前向きな考えを示した。

 現在のスーパーGTでは、決勝レース中にコース上で大きなアクシデントが起きた際などに、セーフティカー(SC)が出動し、コース全区間での追い越し禁止とピット作業の禁止、GT500クラスとGT300クラスの隊列整理が行われる。

 SC出動に関しては安全を考慮して行われている手順だが、最近のスーパーGTでは、このSCの介入がきっかけとなり勝敗を決する場面が多くついている。

 今シーズンの例でいうと第5戦富士ではレース後半に#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-Rがホームストレート脇でストップ。マシンから炎が上がっていたため、SCが出動した。SCボードが提示され、ピットレーンがクローズされる2秒前にピットに滑り込んだ#6 WAKO’S 4CR LC500が圧倒的なアドバンテージを得て優勝を飾った。

 また、ウエットレースとなった第6戦オートポリスではSCが解除されてレースが再開される際、スリックタイヤを履いていた#16 MOTUL MUGEN NSX-GTのペースが上がらず、トップを走る#39 DENSO KOBELCO SRAD LC500(ウエットタイヤ装着)だけが一気に逃げてしまい、コントロールライン通過の時点で10秒以上のリードを築いた。最終的にこのマージンが勝利を手にする要因のひとつとなった。

 この他にも、過去を遡るとSC介入で“大きな得”と“大きな損”をしたチームが発生し、その都度現在のSC運用方法について苦言を呈する関係者も後を絶たない状況が続いた。

 これらの状況を受けて、SCのルールを変更する可能性はあるのか? GTアソシエイションの坂東代表は第7戦SUGOで行われた定例会見でこのように語った。

「オートポリスでは(トップの39号車の後ろを走っていた)16号車がスリックを履いていたというところもあったので、ああいう状況になってしまいました。また富士に関しては6号車の判断が大きく(結果を)左右したレースだったなと思います。長いレースのうちの数秒しかないタイミングをうまく使ったなという感じでした」

「それもひとつのレースだと思います。ただ、(SCの介入によって)1周遅れになってしまうようなことがあるのであれば、それは防ぎたいと思っています」

 そう自身の考えを示した坂東代表だが、海外のレースを中心に導入が進んでいる「フルコースイエロー(FCY)」をスーパーGTで採用することについては前向きに考えている様子。現在も導入実現に関して各方面と交渉していることを明かした。

「FCYの導入というのは考えています。ただ(課題になっているのは)費用面やトランスポンダーなど(の運用面)のところをどうするか? というところです」

 坂東代表によると、FCYの導入実現に向けては、設備面でサーキット側の協力が必要だという。

「各サーキットとも使っている(設備など)ものが違うので、同じように運用しようとすると、まだ出来ない部分があります。GPSを使って、各車両にアンテナを立てて(管理をする)という方法もあります。そうすれば、サーキットのどこにどの車両がいるか細かく把握できますが、サーキット側にもアンテナを立ててもらう必要があります」

「鈴鹿10Hの時にもブランパンと一緒に(FCYのシステム導入)をやってみましたが、“鈴鹿(の設備)ならできる”という状況でした。それを各サーキットでやるとなると、それなりの環境面の整備に関してオーガナイザーさんと話し合いをしないといけません。我々の手だけでは(実現は)難しいと思います」

 また坂東代表は、スーパーGTだけでなくスーパーフォーミュラやスーパー耐久など国内主要シリーズとの連携も必要だとコメント。将来的な導入に向け、さらに話し合いを進めていくと語った。

「我々の持っている中継ケーブルをうまく使えば可能かもしれませんが、そうするとこのレース(スーパーGT)だけの導入になってしまいます。他のレース、例えばスーパーフォーミュラやスーパー耐久で同じような考え方(FCYの本格導入)というのを持っていれば、各サーキットで常設という選択肢も考えられると思います。そういう話し合いは常にしています」

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この記事について

シリーズ スーパーGT
執筆者 吉田知弘