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1号車のリタイアは16号車のせいじゃなかった? 武藤英紀が状況を語る

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1号車のリタイアは16号車のせいじゃなかった? 武藤英紀が状況を語る
執筆:
2019/09/10 13:37

2019スーパーGT第6戦オートポリスの決勝レース1周目に起きた、#1 RAYBRIG NSX-GTのクラッシュ。#16 MOTUL MUGEN NSX-GTの追突が原因との噂も広まったが、実際にはそうではなかったようだ。

 2019スーパーGT第6戦オートポリスの決勝レース1周目に起きた、#1 RAYBRIG NSX-GTのクラッシュ。#16 MOTUL MUGEN NSX-GTの追突が原因との噂も広まったが、実際にはそうではなかったようだ。当時の状況について、16号車をドライブしていた武藤英紀に話を訊いた。

 山本尚貴がドライブしていた1号車NSXは、1周目のコース後半、14コーナーのアウト側のタイヤバリア前にフロント部分を大きく破損した状態で停車した。このマシン回収のため、レースはセーフティカーが出動することとなった。

 実はこの時の様子は公式映像に残っておらず、どういう状況でこのようなクラッシュが起きたかについては確認することができなかった。

 ただクラッシュした1号車の映像の直後に、フロント部分にダメージを負いながら走っている#16 MOTUL MUGEN NSX-GTの公式映像が映し出された。また、直後にドライブスルーペナルティも科された。それもあってか、“16号車が1号車に追突したこと”が1号車リタイアの原因だったのではないかという憶測が飛び交った。

 ただ、16号車に出されたドライブスルーペナルティは、フォーメーションラップ中に#23 MOTUL AUTECH GT-Rに追突したことで科されたもの。当時の状況について、16号車のスタートスティントを担当した武藤は次のように説明した。

「フォーメーションラップでは、ロニー選手の加減速がすごくて追突してしまいました。ぶつかったのは僕なので、ペナルティが出るのは仕方ないにしても、(前後の)間合いの取り方がちょっと普通じゃなかったです」

「1周目の山本選手との件については、マシンを降りた後にすぐに彼と話し合いました。彼が(横に)くるのが分かっていたので、僕は1台分のスペースはちゃんと空けました。ただ、向こうが芝生に(タイヤが)落ちちゃって、僕に当たってスピンしてしまいましたと、(山本は)言っていました」

 そう語った武藤。どうやら1周目の1号車との接触は、マシンが止まっていた場所より手前の13コーナー(上りセクションの最初の左コーナー)で発生していた模様。そこで山本が挙動を乱したことが、事故の引き金になったようだ。

 また16号車の左フロントのカナード部分が壊れているのが、レース中の映像で確認できたが、これは23号車に接触した時のものだという。

「フロントの損傷はロニー選手にぶつかってしまった時のものです。1号車は僕の左リヤ部分に当たりました。でも(1号車と)当たったと言っても、ほんのちょっと。ダメージはほとんどなかったです」

 ドライブスルーペナルティで大きく順位を下げた16号車だが、それでも粘り強く追い上げてレース中盤は一時7番手に浮上した。途中雨が降ってきて各車でタイヤ選択が分かれた時、16号車はスリックタイヤで後半スティントに臨むことを選択した。しかし、路面の水の量なども鑑み、そこから再びピットインしてウエットタイヤを装着。最終的にトップから2周遅れの14位という結果に終わった。

 レースを終えた武藤は、スリックタイヤで我慢して走っていれば、もう少し良い順位でフィニッシュできたかもしれないと、悔しい表情を見せた。

「僕たちは(GT500では)結構最後の方にピットに入ったと思いますが、その時は雨が止む方向になっていました。ウエットタイヤのパフォーマンスが(ライバルに対して)あまり良くないというのが、前回のSUGOテストでもあったので、スリックタイヤに交換しました」

「その後に(再びピットに入って)結局ウエットに交換しましたが、多分そのメリットはなかったと思います。スリックのまま行っていれば、最低でも今の順位(14位)まで下がることはなかったです。チームも混乱したと言っていたので、そこは良くなかったなと思います」

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第6戦:オートポリス
ドライバー 武藤 英紀
執筆者 吉田知弘