JLOC、2023年シーズンはランボルギーニのファクトリードライバーを起用か?
JLOCは2023年のスーパーGTにおいて、ランボルギーニのファクトリードライバーを起用したいとの考えを明らかにした。
現在、スーパーGTのGT300クラスにランボルギーニ・ウラカンGT3 EVOの2台体制で参戦しているJLOC。則竹功雄代表は、最新の“EVO2”投入を目指す2023年シーズンにおいては、渡航制限が徐々に緩和されつつある情勢もあって、イタリアからランボルギーニのファクトリードライバーを獲得できる可能性があると明らかにした。
特に則竹代表は、2018年シーズンに平峰一貴と共にマネパ ランボルギーニ GT3をドライブしたマルコ・マペッリを再び起用することに関心がある様子。最近では、2020年に元嶋佑弥のチームメイトとしてデニス・リンドを起用する予定だったが、新型コロナの影響で参戦は叶わなかった。
「優秀なドライバーが必要な時はいつでも声をかけてくれと言われています」と則竹代表は語る。
「ミルコ・ボルトロッティだけはダメですが、他のドライバーは全員獲得可能です」
「マルコなんかは日本にとても合っていると思います。彼は速いし、クレバーだし、とてもナイスガイです」
そう語った則竹代表だが、彼は同時に、今季の日本人ドライバー4人のラインアップを称賛した。今季のJLOCは、かつてGT500で活躍した松浦孝亮と小暮卓史というベテランふたりを、それぞれ坂口夏月、元嶋という若手・中堅ドライバーと組ませている。
「88号車の小暮選手はホンダのドライバーとして15年走ってきたドライバーですから、速さはもちろんありますし、自分の身体の延長かのようにマシンを操ることができます。元嶋選手もとても速いドライバーです」
「松浦選手はインディカーで走ったこともあり、経験豊富ですし、坂口選手を引っ張ってくれているので、87号車も良い組み合わせだと思います」
ここまで3戦を終えた段階では、88号車がランキング10番手、87号車がランキング17番手となっているJLOC。ただ開幕前テストから好調だったJLOCはタイトル争いの一翼を担えると則竹代表は考えているようだ。
「昨年はスバルが別カテゴリーのような速さを見せていましたが、今は性能調整もうまく機能していて、まともに戦えるようになりました」
「また、ヨコハマタイヤとのコンビネーションも非常に良くなってきています。彼らは我々のマシンのことをよく理解してくれていて、適切なサポートを提供してくれています。このウラカンEVOを理解し、最高のパフォーマンスを発揮できるだけのデータをようやく得ることができたのです」
「もちろん、タイトル獲得を目指しています。我々が最も得意とするのはもてぎです。もてぎはストップアンドゴーのサーキットですが、我々はブレーキングではベストのマシンだと思っています」
「(最終戦の)もてぎでは良いレースができると思うので、それまでにはチャンピオン争いに加わっていたいですね。(トップから)10ポイント差以内に入ることができていればいいと思います」
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