K-tunes、将来的な『GR GT3 Concept』でのスーパーGT参戦計画を明かす。ただ実戦投入は数年先に?
K-tunes Racingの影山正彦監督は、トヨタの『GR GT3 Concept』の実戦投入の準備が整い次第、同車両でスーパーGTに参戦する計画があるとして、それまでは現行のRC F GT3を継続使用すると語った。
スーパーGTのGT300クラスに参戦する岡山トヨペットのレーシングチーム、K-tunes Racing。arto team Thailandが今季は参戦していないため、彼らは現在レクサスRC F GT3を走らせている唯一のチームとなっている。
今季から新田守男、高木真一のベテランコンビで戦っているK-tunes Racingは、特に予選での速さを見せており、決勝こそ表彰台には登れていないものの印象的な活躍をしているチームのひとつだ。
影山正彦監督はmotorsport.comに対し、サクセスウエイトの搭載量が足らず失格とはなったものの、第6戦の予選で最速タイムを記録したことを引き合いにRC F GT3は今もGT300で通用する車両だと主張し、トヨタの新型GT3の投入準備ができるまではこの車両を使い続けると語った。
「残念ながら(SUGOでは)予選で失格になってしまいとても残念でしたが、このマシンのスピードとパフォーマンスを証明することができましたし、トヨタとレクサスにも満足してもらえたと思います」
「我々は岡山トヨペットのチームですので、スープラやその他のJAF GT300(現在のGT300規定車両)ではなく、トヨタやレクサスの製品を使用することが大前提になります。トヨタやレクサスが販売しているGT3マシンを普及させることが目的ですから、RC Fを使い続けることになると思います」
RC Fの後継機となる車両は、今年1月の東京オートサロンでTOYOTA GAZOO Racingが公開した『GR GT3 Concept』をベースとした車両になるだろう。アメリカのレクサス首脳陣は今年2月、motorsport.comの取材に対して、次世代のGT3車両は『GR GT3 Concept』をベースにすると語っており、一部の市場ではそこにレクサスのバッジネームも付けられるだろうとほのめかしていた。
影山監督は新車の投入時期については断言できないとしながらも、最短でも2024年になるだろうと話した。
「GR GT3は今ニュルブルクリンクでテストをしています。準備ができれば我々もそのマシンでレースをする予定です。走れるようになるのが楽しみです」
「開発の進捗次第にはなりますが、(投入は)再来年か、もしくは3年後くらいになるかもしれませんね」
現行のRC F GT3は2015年にまずスーパーGTに投入され、2017年に広くカスタマーチーム向けに提供されたが、影山監督は新型GT3に関しても同様の計画があるかどうかは分からないと言うが、「でも車両の普及に貢献することができれば嬉しいですね」と話した。
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