チームインパル星野一義監督、公式テストで好タイム連発も「ここで守っちゃダメ!攻めていく!」

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チームインパル星野一義監督、公式テストで好タイム連発も「ここで守っちゃダメ!攻めていく!」
執筆:
2019/04/04 3:32

来週開幕を迎えるスーパーGT2019シーズン。2回の公式テストでトップタイムを記録した#12 カルソニック IMPUL GT-Rの星野一義監督は、まだまだ攻めていく姿勢が必要だと語った。

 スーパーGTの2019プレシーズンテストでトップタイムを連発する速さをみせた#12 カルソニック IMPUL GT-R。チームを率いる星野一義監督は、テストでの結果にかかわらず、開幕戦に向けてさらに攻めていくことが必要だと語った。

 3月に岡山国際サーキットと富士スピードウェイで行われたスーパーGT公式テスト。特にGT500クラスでは12号車の速さが際立ち、両テストで総合トップタイムを記録。特に岡山テストでは2番手以下に0.8秒近い差をつける速さをみせた。

 基本的にこの時期のテストは各チームによって取り組んでいるテストメニューが異なるため、一概にテストのタイム結果だけで勢力図は判断できない。それでも、こうして両方のテストでトップタイムを記録するというのは非常に珍しいことで、絶好調と言っても過言ではない状況。実際にライバルたちも12号車のパフォーマンスを警戒していた。

 ここまでの12号車のパフォーマンスを振り返った星野監督は、少なからず手応えは感じているようだった。

「(ここ数年は)うまく行かないこともあったりして『やめちゃおうか?』と考えたこともあったりしました。それでも頂点を極めたいという思いでやってきて、何年かかったんだろうか……昨年も苦しんできたけど、今年は走るたびにいいタイムが出ちゃうんですよね。今のところはいい感じできていると思います。でも、今はまだホッとしていちゃいけないです」

 普通なら「このままの調子で開幕戦も……」と考えるところだが、星野監督はそれを否定した。

「そういう守りの言葉は良くない。ガンガンいかなきゃ。どんどん攻めていって、(勝つためには)そこにプラスして運も必要です。でも、『この調子で何とかチャンピオンを……』という感じでは絶対上には行けない。とにかく攻めていって、(攻めすぎて)101%出すとトラブルが出ちゃうから、100%を目指していかないといけないです」

 星野監督らしい熱のこもった気合いが伝わってきたが、その反面で現場では冷静にチームを見渡して“12号車を速くするため”に常に細心の注意を払って気を配っているという。それが今年の12号車の好調ぶりにも繋がっているようだ。

「今まではイノシシのように真っ直ぐしか見てこなかったけど、最近は一歩下がって全体を見るようにして、なるべく仕事のことで口を出さないように気を遣っています。スタッフを褒めてねじを巻くのも仕事だし、(今までの)俺じゃないような仕事をしているんじゃないかな」

「今まではマシンのコントロール(ドライビング面)のことをやってきたけど、最近は人間のコントロールをやっています。(チームを良くするには)それをやらないといけないし、色々苦労することもあったけど、ようやく報われてきたような気がします」

「本当に変わっていないのは“材料(クルマ)”だけ。でも今年は多分うまいこと“料理(セットアップやスタッフの働き)”ができているんでしょうね」

「でも、ここで油断したり、守るようでは絶対ダメ。チーム全員で戦い続けて、どんどん攻め続けていかないと。見ててください」

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シリーズ スーパーGT
執筆者 吉田知弘
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