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数々の挫折を乗り越え掴み取った“最高のチャンス”……藤波清斗、今季への想い語る

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数々の挫折を乗り越え掴み取った“最高のチャンス”……藤波清斗、今季への想い語る
執筆:
2020/07/17 3:58

スーパー耐久で2年連続ST-Xクラスチャンピオンに輝き、今期は#56 リアライズ日産自動車大学校GT-Rのシートを手にした藤波清斗は、過去に自身が経験した様々な挫折を糧にして、しっかり結果の残せるシーズンにしたいと語った。

 ここ数年でレベルが上がり注目度が増しているスーパー耐久の最高峰ST-Xクラスで2年連続シリーズチャンピオンに輝いた藤波清斗。今季は近藤真彦監督率いる#56 リアライズ日産自動車大学校GT-Rの一員としてスーパーGT GT300クラスにフル参戦を果たす。

 日産のGT3オフィシャルパートナーチームからのスーパーGT参戦。これには藤波も感慨深い想いがあるようだ。

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NDDPに選抜されるも2年で離脱「自分の弱さを思い知った」

 藤波は2012年と2013年に日産・ドライバー・デベロップメント・プログラム(NDDP)のメンバーとしてフォーミュラ・チャレンジ・ジャパン(FCJ)に参戦。平川亮、高星明誠、坪井翔、山下健太など現在GT500クラスで活躍するドライバーとともにレースを戦っていた。

「それまで4輪のレース経験が全くない中で、いきなりFCJで戦うという状況でしたが、メーカー枠で乗れるという嬉しさはありました」と当時を振り返った藤波。だが、同時に自分の弱さも痛感した2シーズンだったという。

「今振り返ると一番の欠点はポールポジションを4回獲ったのに、一度も勝てなかったということです。FCJは基本的にイコールコンディションでの戦いになりますが、そこで特に決勝での精神的な弱さだったりとかが出てしまって、勝つことができませんでした。自分の弱さを思い知ることになりました」

 FCJで思うような成績を残せなかった藤波は2013年いっぱいでNDDPの枠から外れてしまう。しかし“レースをしたい”という想いは変わらず、カート時代の師匠でもある安田裕信の協力を得ながら2014年からスーパー耐久に挑戦の場を移した。

 初年度はST-3クラスに参戦し、オートポリスではコースレコードを塗り替える活躍をみせた。その頑張りと本人の努力が実り、2015年にはGT3車両で争われるST-Xクラスに挑戦することとなった。

 そこから着々と実力をつけ勝ち星も積み重ねるようになった藤波だが、自身のレース人生で分岐点となるシーズンを過ごすことになった。それが2017年だ。

“レースキャリアの分岐点”となった2017シーズン

 この年はS耐に加えてスーパーGTにも#5 マッハ車検MC86 GTNETから参戦したが、シーズン中にはクラッシュも喫するなど思うような走りができず。S耐では#99 Y’s distraction GTNET GT-Rから参戦し第3戦鈴鹿で優勝を飾るも、続く第4戦オートポリスでのトップ争い中に焦りが出てしまい、無理なオーバーテイクで接触しタイヤがバースト。勝てるはずだったレースを落とし、最終的にチャンピオン争いでも敗れる結果となってしまった。

「僕にとっては2017年が“まずかったな”という年でした。この年はGTデビューの年でもあったし、S耐もCドライバーとしてフルシーズン出させてもらったんですけど、うまくいかないことが多くありました」

「特にS耐のオートポリスで勝てるレースを僕が壊しちゃったんですよね。トップのフェラーリを追いかけていて接触してしまったんですが、もしあそこでぶつからずに勝てていたら、(2017シーズンは)チャンピオンを獲れていたと思うんですよ。自分のせい(でタイトルを逃した)という部分があったので、この2017年はひとつの分岐点になったシーズンでした」

「正直、次の年はもう起用してもらえないような雰囲気でしたが、首の皮1枚で残ることができて、2018年・2019年と富士24時間で連覇でき、シリーズ連覇ができました。今思うと……自分のレース人生においても色んなことを考えさせられた2017年だったのかなと思います」

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 こうして自身の走りを変えなければと意識改革を始めた藤波。実際に2018シーズンの開幕戦からレース中のパフォーマンスはもちろん、彼のコメントも見違えるほど変わった。そこから徐々に結果を出し始め、2018年の富士24時間レースでは藤波が合計10時間30分も走行を担当し総合優勝を獲得。そのままシリーズチャンピオンに輝き、2019年も富士24時間、シーズンともに連覇を成し遂げた。

「あの時の自分は安定感がなかったんですよね。今でも意識していますけど、少しでも気を抜いたら(2017年の頃に)戻ってしまうと思っています。そういうことがないように常に心がけています。やっぱりイメージを変えていくのは難しい反面、失うのは簡単です。その中で、常に心がけていって、ここ1~2年でイメージを少しずつ変えられたのかなと思っています」

再び掴んだスーパーGTフル参戦のチャンス

 この活躍が認められ、2019シーズンは再びスーパーGTでフル参戦のチャンスを手にした。昨年GT300でランキング6位を獲得したKONDO RACING。日産に大きく関わるチームの一員に戻ることになったのだ。

「今年は本当に素晴らしいステージを作ってもらえたので、ここからは自分次第というところです。凄くやりがいがあるシーズンになりますし、開幕戦が本当に待ち遠しいです」

「昨年の56号車は優勝できていないので、まずはこのチームに1勝目をプレゼントしたいなと思っています。それが達成できたら最終的にチャンピオンを狙っていきたいですね。とにかくGT300でしっかり結果を出さないと、その先にはつながりません。まずは集中して1戦1戦を大事にしていきたいです」

 そう今季の目標を語った藤波。ここまで挫折を経験することが少なくなかったが、それでも諦めずに何度も挑戦し続けた裏には、こんな想いがあったという。

「レースは6歳の頃からやってきて、すごい好きなことだし、ずっとやっていきたいと思っています。出来ること全てやって、それでもダメなら仕方ないかもしれませんが……好きなことくらいは最後まで諦めたくないと思っています」

「あとは今まで色んな方に支えてもらって今の自分がいられるというのがあります。そこの感謝の気持ちは絶対に忘れたくないです。その方々に何を返せるかと言ったら、僕がレースに出場して良い結果を残すことだと思っています。それを報告に行った際に『藤波清斗を応援してよかったな』と言ってもらえるような選手になりたいという気持ちも凄く強いです」

「いろんな挫折もありましたけど、それらは良い勉強になりました。この経験をもっと活かして、もっと上を目指していきたいですね。この舞台で結果を出していけば、その先のステージもきっと開けてくると思います」

 藤波は“次のステージ”が何なのかは言及を避けたが、自身の中に秘めている強い想いがあるという。それを実現するためにも、まずは今季の戦いが勝負となる。S耐で培ってきた経験がどういうふうに発揮されるのか。今季の彼の走りから目が離せない。

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この記事について

シリーズ スーパーGT
執筆者 吉田知弘