日産/NISMO、富士スピードウェイでスーパーGTの若手ドライバーテストを実施。藤波清斗、大草りき、三宅淳詞、名取鉄平が参加か?
日産/NISMOは12月5日(月)に、富士スピードウェイでGT500マシンを走らせ、若手ドライバーのテストを行なった。これには、藤波清人、大草りき、三宅淳詞、名取鉄平の4人が参加したようだ。
NISMO FESTIVALの翌日、同じ富士スピードウェイで、日産/NISMOが若手ドライバーのオーディションテストを行なった。日産/NISMOからの正式発表はないものの、このテストには藤波清斗、大草りき、三宅淳詞、名取鉄平の4人が参加したようで、GT500仕様のZを走らせた模様だ。
このオーディション形式のテストは、毎年この時期恒例となっているが、日産/NISMOはこれについて公式の情報を出すことはない。しかしグランドスタンドは一般に解放されており、この日はニスモのワークス車両である#3 CRAFTSPORTS MOTUL Zと#23 MOTUL AUTECH Zの2台が走行していたのが確認された。
2022年に日産/ニスモ陣営は、#12 カルソニック IMPUL Zによって2015年以来のタイトルを獲得。そのため、来季も今季とまったく同じラインアップで4台のZを走らせる可能性があるという噂がある。しかしその一方で、ニスモのCOOであり、日産/NISMO陣営のスーパーGT総監督を務める松村基宏は先月motorsport.comの取材に対し、今回のテストで走行した4人のうち、藤波と大草は来季のドライバー候補であることを明かしていた。
藤波は今季、GT300で#56リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-Rをジョアオ・パオロ・デ・オリベイラと駆り、2度目のクラス王者に輝いており、GT500昇格の資格は十分にあると言える。
また大草は今季がGT300デビューシーズンながら、富田竜一郎と共に#10 TANAX GAINER GT-Rを走らせ、印象的なパフォーマンスを披露した。今回が初のGT500車両ドライブとなったようだ。
三宅は今季はTEAM GOHからスーパーフォーミュラにフル参戦。スーパーGTでは、GT300クラスの#244 HACHI-ICHI GR Supra GTを走らせた。日産とは縁遠いように見えるが、昨年のオーディションテストにも参加。またスーパー耐久では、日産のマシンを走らせている。
名取は昨年スーパーフォーミュラ・ライツでチャンピオンを獲得。その後、海外シリーズへの参戦を決めたがこれが途中で破断となり、2022年はスーパー耐久などに参戦、スーパーGT最終戦ではGT300クラスの#360 RUNUP RIVAUX GT-Rから代役で参戦した。
名取は今年の初め、motorsport.comの取材に対して、「とあるメーカーさんのオーディションのようなものがありました。そこでは僕が1番速く、2番手にコンマ5秒くらい差をつけていました」、「海外に行きたいという気持ちがあったので、(海外のチームと)サインをしました。そのメーカーさんにはとても良いお話をいただいていたので、申し訳ない気持ちでした」と語っていた。そのとあるメーカーが日産だった可能性があり、ゲイナーのシートがオファーされていたのではと言われている。
日産は例年、年明けの1月にスーパーGTの参戦体制を発表しており、2023年も同じような時期に発表が行なわれるとみられる。
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