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今季初の2位表彰台、100号車の山本尚貴「結果以上に大きな収穫があった」

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今季初の2位表彰台、100号車の山本尚貴「結果以上に大きな収穫があった」
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2020年スーパーGT第3戦鈴鹿。開幕前から速さをみせていた#100 RAYBRIG NSX-GTがようやく今季初表彰台を獲得した。

 鈴鹿サーキットで行なわれた2020スーパーGT第3戦。GT500クラスで2位表彰台を獲得した#100 RAYBRIG NSX-GTの山本尚貴は結果以上に収穫の大きかった1戦だったと語り、チャンピオン獲得に向けても意気込みを見せた。

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 富士スピードウェイを舞台にして開催された第1戦、第2戦とも予選一発の部分で速さを見せていた100号車。しかし第3戦鈴鹿はやや苦戦気味で、予選は8番手となった。しかし、決勝に向けた対策を徹底的に話し合ったことが功を奏し、スタート直後から牧野任祐が次々の前を行くマシンをオーバーテイクしていった。

 2番手まで上がったところでマシンに乗り込んだ山本は、#23 MOTUL AUTECH GT-Rとの一騎打ちになったが逆転するには至らず2位でフィニッシュ。チームに今季初表彰台をもたらした。

「フリー走行の段階からクルマは悪くなかったんですけど、予選でなかなかスピードが出せませんでした。なんとかQ2に進出できたんですけど、ポールを狙えるような速さはなかったです。予選後も遅くまでチームのみんなと話し合いましたが、その甲斐あって今シーズンの中で言うと決勝でのクルマは非常に良くて、スピードもあったと思います」

「決勝のスタート直後から周りのペースが上がらなかったことも、自分たちに風が吹いた部分でした。それでも、そもそもクルマのスピードがなければポジションを上げることができなかったし、その中で高いスピードを維持してくれた牧野選手のおかげであのポジションにも来られていました。今回の2位は牧野選手とチームの頑張りの結果です。本当に感謝しかないです」

 そう語った山本は、自身のスティントでは途中ペースが落ちてしまう場面もあった。しかしそれについても、大体の原因は掴めている様子だった。

「自分のスティントでは勝つつもりでいたし、特に最初は勝てると思っていたんですけど、途中からペースを上げることができませんでした。ただ決勝中のフィーリングの変化を感じ取ることができたので、その情報は(レース後に)チームにも伝えました。それを解析してもらって、次のもてぎでは皆でさらに良いクルマに仕上げらればなと思っています」

「今までのレースと違うのは、悪いことも得られたし、良いことも得られたということでした。それが大きな収穫でした。今までは『なぜ悪かったのか?』『なぜ良かったのか?』というのが今ひとつ見えないで終わっていたレースばかりでした」

「そういう意味では、このクルマ(FRになったNSX-GT)はやっぱり出来たホヤホヤだし、テストをしているとはいえ理解度でいうと不十分なのかなと思います」

「3回レースを終えて、より理解度が高まったという意味では、まだまだ伸び代があると思うし、このクルマをまだまだ速くできると思います。そこはチームとホンダと一緒に頑張ってクルマを仕上げていきたいなと思います」

 そう説明した山本は、23号車を逆転できなかった悔しさを感じつつも、今季初表彰台という結果を残せたことは、今後に向けて前向きなものになると語った。

「もちろんレーサーとしては勝つこと以外は何も嬉しくはないです。ただ、今まではどんなに頑張っても6位までしか行かなかったのに、今回は8番手スタートから2位に上げられた……それは喜ぶべきことだと思います」

「今年は牧野選手が加入して新たなパートナーと一緒に動き出しています。口では“頑張ろう”と言っても、やっぱりこういう結果が残せないと信頼関係はなかなか深まりません。そういった意味では3戦目でひとつ結果を得られたという意味では、それぞれに自信がついただろうし、さらに信頼関係も深まったと思います」

「レースは良い時ばかりではありません。悪いときも腐らずにみんなで頑張って歯車を嚙み合わせて前進していくことが大事だと思っていますし、今回それをひとつ前進させることができたと思います。結果以上に良い1戦だったなとは自分では感じています」

 これで100号車の山本/牧野組は合計26ポイントになりランキング3位に浮上。トップにつける#36 au TOM’S GR Supra(関口雄飛/サッシャ・フェネストラズ)とは15ポイントの差がついているが、山本は改めて今季のチャンピオン獲得に向けて決意を新たにしていた。

「やっぱり勝つことも大事ですけど、何より大事なのは最終戦までにタイトル争いの渦中にいることです。そういう意味で今年は全部のレースでポイントを取れてきています。トップのクルマとはポイント差はあるかもしれないけど、スーパーGTはウエイトハンデもあるので、簡単に逃げ切れるシリーズではないと思っています。

「これに満足することなく、もっとクルマを速くして、早く勝ちたいですし、今年タイトルを獲りたいです」

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この記事について

シリーズ スーパーGT
執筆者 吉田知弘