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「今回の17号車は速かった……」38号車ZENTの立川&石浦、悔しさの残る2位表彰台

今シーズン序盤は思うように結果を残せなかった#38 ZENT GR Supra。第4戦もてぎでは今季初となる2位表彰台を獲得したが、ライバルの先行を許した結果となり、ふたりとも満足した表情はみせなかった。

#38 ZENT GR Supra

#38 ZENT GR Supra

Masahide Kamio

 ツインリンクもてぎで行なわれた2020スーパーGT第4戦。今季初となる2位表彰台を獲得した#38 ZENT GR Supraの立川祐路と石浦宏明は、レース後は安堵の表情を見せるも、#17 KEIHIN NSX-GTの快進撃を止めることができず悔しさの残る1戦となったようだ。

 ポールポジションからスタートした38号車は立川がスタートドライバーを務めたが、序盤から#17 KEIHIN NSX-GTのベルトラン・バケットが猛烈な勢いで迫ってきた。最初は立川も冷静に対処していたが、8周目のヘアピン立ち上がりでGT300の集団に捕まった隙を突かれ、先行を許した。

 石浦宏明にドライバー交代したレース後半にセーフティカーが出動し、一時2台の差は縮まったが、レース終盤も17号車の勢いは止まらず、最終的に7秒先行されての2位フィニッシュとなった。

 今シーズンの38号車は得意としていた富士で思うように結果を残すことができず、前回の鈴鹿でもトップ争いをしていたが駆動系トラブルによりリタイアとなってしまった。この第4戦で待望の今季初表彰台を獲得したのだが、目標としていた優勝に届かなかったこともあり、スタートスティントを務めた立川の表情を見ると喜びも少なめといった様子だった。

「今週は勝つつもりで来ていたので、正直言うと2位でも満足できない結果ではあります。でも、自分たちとしては今日に関してはやれるだけのことはやったと思います。それに対して17号車のパフォーマンスが優っていたのかなと思います」

「一発の速さ(予選)では前に行きましたけど、レースでは少し厳しかったですね。なんとか序盤トップを守ろうと思いましたが、(17号車に)先行されてしまって、なるべくついていって石浦にバトンタッチしました。後半状況が変わるかもしれないと思って毎周頑張っていましたけど、今日はちょっと負けましたね。17号車は速かったです」

 後半スティントを担当した石浦も決勝前のウォームアップの段階から17号車の速さに驚いていたとのこと。逆に38号車のウォームアップ走行での調子が今ひとつで、さらに劣勢の展開になるのではないかと心配していたという。

「(決勝前の)ウォームアップの段階から大きな差があって、向こうは1分40秒台で走っていて、こっちは1分42秒台でしか走れていませんでした。その段階で正直『先行されるのは17号車だけで済むのか? もっと後ろに下がってしまうのではないか?』という不安がありました。そこからバタバタとセッティングを変えて、最終的に2位で終えられたのは不幸中の幸いというか、エンジニアの判断が良かったということで、本当に助けられました」

「(セーフティカー後の再スタート時は)1周で1秒くらい違ったので、とてもじゃないけど付いていけないという感じでした。速いとは言っても、1台だけあんなに飛び抜けてペースが良いのは珍しいです」

「17号車の方が(ウエイトが)重たかった中であれだけペースが違うので、相当(セッティングが)決まっていたのかもしれません。僕たちも色々見直さなければいけないこともあるのかなと思います」

 しかし、今回の2位表彰台で立川/石浦組は28ポイントに伸ばし、トップから15ポイント差のランキング6位につけた。残り4レースもあるということを考えると、逆転でのタイトル獲得の可能性は十分にある。

 次回は今季3度目のレースとなる富士スピードウェイが舞台となるが、立川は“得意の富士”で今度こそ結果を残したいと意気込みをみせた。

「正直(トップとのポイント差は)もっと離れていると思いました。まだ4レースあるので、可能性はあると思うし(タイトルを)諦める状況ではないです。そういう意味では今回勝つことはできなかったですけど、トップ争いをして2位になれたというのはポイントの面でも大きかったし、クルマ的にも前回の鈴鹿から戦える状況に戻ってきています。そこは後半戦に向けて期待できる要素です」

「次は富士が舞台になりますが、“得意の富士”で最初の2戦は残念な結果に終わっているので、次はビシッと決めたいなと思います」

 一方の石浦は、今回多くのポイントを獲得したことで次回は燃料リストリクターが一段階絞られるくらいのウエイトハンデを背負うことになることを懸念していたが、苦しい状況の中でも表彰台獲得を見据えて準備していきたいと語った。

「次の富士では燃料リストリクターが絞られてしまうので、富士が舞台ということを考えると、簡単に表彰台に乗れるようなレースにはならないと思います。そういう中で表彰台に乗ることができれば、違う領域というかトップ争いのところも見えてくると思うので、燃リスが絞られてストレートが遅い状態でも、表彰台にしっかり乗るということを目標に、次もしっかり戦いたいなと思います」

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