吉本大樹「ここまで厳しい戦いになるとは思っていなかった」:LM corsa REPORT スーパーGT開幕戦決勝

24番手からスタートしたSYNTIUM LMcorsa RC F GT3には決勝レースも厳しい戦いが待ち受け、ラップタイムが上がらずに17位で初戦を終える。

S-GT2018 Rd1 Okayama Final
LM corsa REPORT
#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3

「2018 AUTOBACS SUPER GT Round 1 OKAYAMA GT 300km Race」の決勝レースが4月8日(日)に岡山国際サーキットで実施された。

 前日に行なわれた予選では、チームが思い描いたような展開にはならず、想定外の24番手と下位に沈んでしまったSYNTIUM LMcorsa RC F GT3。予選終了後にドライバーとチームスタッフは、時間を掛けて改善策を練り、決勝レースに臨むことになった。

 8日(日)の決勝日は、午前中にピットウォークやドライバー紹介などのプログラムが組まれていて、13時5分から25分までのウォームアップ走行で、実質的な走行が始まった。ウォームアップ走行は、吉本大樹選手と宮田莉朋選手の両ドライバーが乗り込み計9周を走行して、決勝レース前の最終的なコンディションチェックを実施。

 迎えた決勝レ-スは1万7700人の観客のもとで、予定通りの14時40分に岡山県警の2台の白バイが先導するパレードラップによりスタート。GT500クラスの15台とGT300クラスの29台の計44台が出走する白熱した82周のバトルが幕を開けた。

 24番手からスタートしたSYNTIUM LMcorsa RC F GT3は吉本選手がステアリングを握り、ポジションをキープしたまま1周目のコントロールラインを通過する。序盤は、117号車のベントレーや87号車のランボルギーニ、9号車のポルシェといったGT3マシンとバトルを繰り広げる。ライバル勢はストレートスピードに勝っているため、コーナーで差を詰めても抜くまでに到らない。それでも、11周目に1台をパスして23番手になり、さらに数台をパスして20周目には19番手までポジションを上げる。だが、持ち込まれたソフト側のタイヤでスタートした吉本選手は、徐々にラップタイムが落ち込みポジションを守る展開が続く。そのため、第一スティントを伸ばす戦略は採らずに、チームは吉本選手に対して28周目でピットインの指示を出した。

 そしてデビュー戦となる宮田選手がSYNTIUM LMcorsa RC F GT3に乗り込む。ピットアウトした時点で22番手となり、ハイペースで前走車を追っていった。32周目には、ベストタイムとなる1分29秒038をマークし21番手にポジションアップ。その後も1分29秒台のラップタイムを刻み初レースながらも安定した走行を行なった。レースが中盤を過ぎた40周目には19番手となり、さらに前を追っていき、全車が1回目のピットインを終えた時点で17番手を走行する。しかし、タイヤの摩耗も進んだため、これ以上のペースアップは果たせず、結果として75周を周回し、17位で2018年シーズンの開幕戦を終えた。

 チームは、宮田選手のデビュー戦ということで、是が非でも好成績を残したいと開幕前のテストから時間を掛けてセットアップを進めてきた。だが、思い描いた展開とはかけ離れた内容となり、早急な改善が必要となる。翌周に控えた鈴鹿サーキットでの公式テストで課題を克服し、第2戦の富士スピードウェイラウンドに挑む。

<飯田章監督>

「予選、決勝レースともに厳しい結果となってしまいました。シーズンは始まったばかりですが今の状況を考えると、今後のレースも難しい展開が待ち受けていそうです。次戦の富士スピードウェイラウンドの前には、鈴鹿サーキットでの公式テストがあります。そこでの内容も含めてドライバーとエンジニアなど全員が密にコミュニケーションを取り、状況を打開しなければなりません。とにかく気持ちを切り替えて、次戦以降に臨みたいと思います」

<吉本大樹選手>

「決勝レースはスタートを担当して、予選と同様のソフト側のタイヤで走りました。序盤はストレートスピードに勝っている先行車を抜くのに手間取りましたが、3台くらいはパスできました。15周目くらいからはタイヤのグリップ感が落ちてきて、結果的に28周目でドライバーチェンジしました。予選、決勝レースともにテストの段階では、ここまで厳しい戦いになるとは思っていませんでした。次戦の前に実施される鈴鹿サーキットでの公式テストで、何かのきっかけを掴めればと思います」

<宮田莉朋選手>

「初めてのSUPER GT公式戦で後半の長いスティントを担当したのですが、安定したペースでは走れました。ですが望んでいたラップタイムではありません。全体的にグリップ感に乏しいので、セットアップやタイヤも改善する必要がありそうです。個人的には、GT500クラスの隊列が迫ってきたときにラップタイムの落ち込みがあったので、譲り方などをもっと考えて、少しでもチームの力になっていければと思います」

 【LM corsa REPORT】

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この記事について
シリーズ スーパーGT
イベント名 2018 スーパーGT第1戦 OKAYAMA GT300km RACE
サブイベント 決勝日
サーキット 岡山国際サーキット
記事タイプ レースレポート