SF最終戦を突如欠場した大湯都史樹、スーパーGTもてぎ戦には予定通り出走へ「今は多くを語れない」
スーパーフォーミュラ最終ラウンドを欠場した大湯都史樹は、その背景について今は多くを語れないとしながらも、スーパーGTには参戦できる状態であることを明言した。
先日鈴鹿サーキットで開催されたスーパーフォーミュラ最終ラウンド。その数日前、TGM Grand Prixは突如として大湯都史樹の欠場を発表した。このことは大きな話題となり、同時に様々な憶測を呼んだが、大湯はその翌週にモビリティリゾートもてぎで開催されるスーパーGT最終戦には予定通り出走する。
大湯のスーパーフォーミュラ欠場は、本人の申し出によるものであることがチームから発表されており、また大湯本人も「現在私を取り巻く状況が鈴鹿へ向けて戦うため、しかも勝つための準備を整えることが非常に難しい状況となってしまった」と説明している。しかしながら具体的な欠場理由は明らかにされなかったため、SNS上では様々な憶測を呼ぶ形となった。
その中には、大湯本人が不祥事を起こした、もしくは心身に不調をきたしたことからレース活動自体が続けられなくなったのではという憶測すらあった。しかし、SF鈴鹿戦の翌週に開催されるスーパーGT最終戦もてぎに大湯が予定通り出走すると明言したことで、この憶測はかき消される形となった。
「僕がスキャンダルのような何かをした、というわけではないので、スーパーGTには出られます」
そう語る大湯。しかし欠場の理由については多くを語れないとした。
Photo by: Masahide Kamio
「SF欠場に関しては色々な理由があっての決断ですし、現段階でも全てがクリアになっているわけではないので、今は多くを語れません」
「僕を見たいと思ってチケットを買ってくださった方々もいらっしゃったと思いますし、そんな皆さんに残念ながら最後まで戦う姿を見せられなかったのは申し訳なく思います」
なお既報の通り、大湯は今季のスーパーフォーミュラ参戦に際し、自らTGM Grand Prixからの参戦を希望したという背景もあり、資金を持ち込んでの参戦だったと言われている。そして大湯サイドは当初から金銭面で難しい状況にあったという話も様々な関係者から漏れ伝わっていたが、motorsport.comの取材によると、今回の一件も金銭面が全くの無関係ではないことは確かなようだ。ただ、その詳細については明らかになっていない。
スーパーフォーミュラは不本意な形でシーズンを終える形となった大湯。来季以降の去就についても質問すると、まだ固まっていないとのこと。「今のところはどう転ぶか分からない状況。道はいくつかある。やはり海外に向けて動きたい部分もあるし、話がどうなっていくか次第」と述べるに留めた。
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