良好なバランスに、クインタレッリ”驚き”「タイトル争う相手より前にいられるなんて!」
#23 MOTUL AUTECH GT-Rのロニー・クインタレッリは、スーパーGT第7戦もてぎの予選で、4番手を獲得できたことについて、非常に驚いたと語った。
写真:: Masahide Kamio
ツインリンクもてぎで行なわれている、2020年のスーパーGT第7戦。その予選で、松田次生/ロニー・クインタレッリ組の#23 MOTUL AUTECH GT-Rは、4番グリッドを獲得した。
前戦鈴鹿では、GT500クラス最後尾からスタートした23号車だったが、セーフティカーのタイミングにも助けられ、見事優勝。劇的な大逆転劇を演じた。この勝利の結果、ランキングではトップと僅差のランキング3番手に。タイトル獲得の可能性を高め、今季残り2戦に挑んでいる。
そんな中で今回のもてぎ戦の予選では、クインタレッリが素晴らしいアタックを決めて4番手。バランスは素晴らしかったと、驚きを語った。
「完璧なアタックではありませんでした。ターン1でロックしてしまいましたし、S字も完璧ではなかったです。でも、1周しかチャンスがなかったので、プッシュを続けました」
クインタレッリは予選後にそう語った。
「4番手は良い結果だと思います。チャンピオンシップで戦っているマシンよりも前にいますから。でも、ここもてぎではいつもポールポジションを狙っていますから、満足はできませんね。僕は自分自身に厳しいですから」
通常、もてぎでのレースはシーズン最終戦として行なわれる。つまり、ウエイトハンデがゼロに戻されての戦い……ということになるわけだ。しかし今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、もてぎを終えてもあと1戦残っている。ウエイトハンデも、前戦の条件からは半減されたものの、23号車は45kgを搭載して臨んでいる。
「普段ならここには、ウエイトハンデなしでやってきます。そういう状況で、マシンのバランスが取れていました。でも今年は45kgのウエイトハンデが残っています。ですから、昨年のようなフィーリングではないし、それほど機敏にマシンが動かないだろうと思っていました。でもドライブしてみると、非常にバランスが良かったんです。正直、びっくりしました」
では決勝に向けた期待はどうか? そう尋ねると、クインタレッリは次のように語った。
「十分なロングランを行なうための時間はありませんでした。このタイヤを使うのは、初めてです。だから情報はあまりなく、あくまで予測だけなんです」
タイトル争いに向け、今週末には表彰台を獲得したいと、クインタレッリは語った。ただその一方で、最終戦の舞台である富士スピードウェイでも、強力なパフォーマンスを発揮できるのではないかと考えているようだ。
「僕らのマシンには、富士よりももてぎの方が合っていると思います。でも、前回富士に行った時よりも、かなり良くなっているとは思います」
そうクインタレッリは語った。
「改善が見られてよかったです。良い感じで回復できていると思いますし、ファンにとっても良いことだと思います。特に鈴鹿で勝った後は、ファンのみなさんが喜んでくれたと思いますし、夢を見始めてくれたようです。夢を持ち続けるのは、素晴らしいことですよ」
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