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天候が二転三転……“超カオス”なレースを39号車が制し、レクサスが5連勝

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天候が二転三転……“超カオス”なレースを39号車が制し、レクサスが5連勝
執筆:
2019/09/08 12:49

スーパーGT第6戦オートポリスの決勝レースが行われ、GT500クラスは#39 DENSO KOBELCO SARD LC500が今季初優勝を挙げた。

 オートポリスで開催されたスーパーGT第6戦。GT500クラスは、#39 DENSO KOBELCO SARD LC500(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)が気まぐれな天候に翻弄された”カオス”なレースを制した。

 決勝前のウォームアップでは、ポールポジションの#17 KEIHIN NSX-GTがマシンストップ。赤旗の原因となってしまったが、無事にグリッドに並んだ。

 また、15番グリッドの#12 カルソニック IMPUL GT-Rは、ジェームス・ロシターが体調不良によりドクターストップ。現地を訪れていた千代勝正が急きょ代役としてウォームアップから参加することとなった。

 サーキット上空には大きな雲こそ浮かぶものの、気温27度、路面温度33度というドライコンディションの中、フォーメーションラップがスタートした。

 しかし、フォーメーションラップで#16 MOTUL MUGEN NSX-GT(武藤英紀)が#23 MOTUL AUTECH GT-R(ロニー・クインタレッリ)に追突してしまい、これ審議対象に。後に16号車に対してドライブスルーペナルティが科せられた。

 グリーンライトが灯ると、#8 ARTA NSX-GT(伊沢拓也)が2番手から好ダッシュを見せ、ポールポジションの#17 KEIHIN NSX-GT(塚越広大)に並びかけた。17号車は8号車とサイドバイサイドになりながらも、何とかトップをキープすると、8号車を一気に突き放し2.3秒リードで1周目を終えた。

 一方、#1 RAYBRIG NSX-GT(山本尚貴)が1周目の13コーナーで挙動を乱し、16号車と接触。そのままコース脇のバリアにクラッシュしてしまい、早速セーフティカー(SC)が出動することとなった。1号車はフロント部分を大破していまったが、山本に怪我はなかった。

 7周目にレースが再開。17号車はリスタートを決めると、そのままハイペースを維持し、改めてリードを拡大していった。また、4番手の#36 au TOM’S LC500(中嶋一貴)は、前を走る#24 リアライズコーポレーション ADVAN GT-R(ヤン・マーデンボロー)へとプレッシャーをかけた。

 ただ24号車は、8号車がGT300クラスのマシンに詰まってしまったのを見逃さず12周目に2番手に浮上。一方、8号車のペースは上がらず、ズルズルと5番手までポジションを落としていってしまった。

 さらにその後方では、7番手を走る#37 KeePer TOM'S LC500(ニック・キャシディ)が、#3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平)とバトルを展開。37号車は19周目に1コーナーのインサイドに飛び込み、一時は前に出たものの、3号車も意地を見せて抜き返し6番手を守った。

 15周を過ぎた時点から1コーナーのカメラに雨粒がつくようになると、20周目付近から一気にコンディション悪化。1コーナー周辺だけがウエットコンディションとなり、スリックタイヤではコースに留まるのも難しい状況となっていった。

 そんな中、#38 ZENT CERUMO LC500(立川祐路)が37号車の背後に接近すると、22周目の1コーナーでアウト側から37号車をパス。そのまま、3号車に3コーナーでオーバーテイクを仕掛けた。しかし、わずかにラインが膨らんでしまい、最内を突いた37号車が一気に2台抜き。キャシディは24周目に8号車すらも交わし、熱い走りで5番手につけた。
 
 その37号車は29周を走り終えてピットイン。キャシディから平川亮にバトンタッチし、スリックタイヤに交換した。33周終わりには3番手を走っていた36号車もピットイン。こちらもスリックタイヤを履き、関口雄飛がコースインした。

 しかしその直後からコース全域で雨が強まり、GT300クラスの車両がコース上でストップ。これでセーフティカー(SC)が出動するとみたか、17号車を先頭に多くのマシンが続々とピットインした。

 すると、一斉に多くのマシンがピットインしたことで大混乱が起きてしまう。斜めにマシンを止めた38号車だったが、前に#6 WAKO’S 4CR LC500が止まったことからスムーズにピットアウトできず、クルーが手押しでマシンを動かした。その影響を受けて、#39 DENSO KOBELCO SARD LC500(中山雄一)もタイムをロス。ただ、39号車は38号車の前でコースに復帰した。

 また、8号車は隣のピットで作業をしていたGT300クラスの#55 ARTA NSX GT3を避けるようにピットインした結果、給油ホースが届かずジャッキアップしてマシンを動かした関係で、こちらも大きくタイムロスしてしまい、周回遅れとなった。

 その間に、SCが出動。39周を終えた時点で隊列の整理が行われ、まだピットストップを行っていない24号車、3号車、23号車がトップ3となった。その背後にはスリックタイヤの17号車が4番手、37号車、36号車が並び、ウエットタイヤを履いた39号車、38号車、#19 WedsSport ADVAN LC500(国本雄資)が8〜10番手となった。

 41周目からレースが再開されると、トップ3のGT-R勢は続々とピットイン。これで17号車がトップに戻ったが、路面はしっかりと濡れており、スリックタイヤを履いているマシンはポジションを落としていってしまう。対してウエットタイヤを履いていた39号車、38号車、19号車がポジションを上げ、レクサス勢がトップ3を独占することになった。

 たまらず、17号車は43周目に再ピットイン。ウエットタイヤへと交換した。すると、GT300クラスのマシンがストップしたことで44周目に3度目のSC出動。このSC走行中にも、太陽が顔を出し路面が急速に乾いていくかと思いきや、また雨が強まるなど、めまぐるしく天候が変化した。

 50周目のレースリスタートを前にトップの39号車がスピードを上げた一方で、スリックタイヤを履いているためペースを上げられない周回遅れの16号車に、2番手の38号車が詰まってしまう形となった。16号車はそのままピットへ向かったが、38号車の前が開けた頃には、39号車が労せずして11秒のリードを築くことになった。

 これで39号車の独走優勝かと思いきや、17号車のベルトラン・バゲットが猛然と追い上げを開始。53周目には38号車を第2ヘアピンでパスし、2番手まで挽回した。この時点でトップの39号車とは12秒差あったが、より新しいタイヤを履く17号車がそのギャップを削り取っていった。

 しかし雨が止みラインが乾いていったことで、17号車のペースにも陰りが出始める。一方でスリックタイヤを履き続けていた37号車のペースが復活。56周目の1コーナーではスピンを喫したもののダメージはなく、ハイペースで走行を続けた。

 残り8周を切る頃には、コンディションは完全にスリックタイヤ向きとなり、ウエットタイヤを履くマシンは濡れているところを探して走るようになっていった。

 それでも39号車の中山は大きなミスをせず、17号車の猛追を振り切り、3.774秒差でトップチェッカー。今季初勝利を挙げた39号車は、第2戦から続くレクサスLC500の連勝を5に伸ばした。

 3位は37号車が入った。残り10周の時点で、トップから1分30秒遅れの8番手にいたがスリックタイヤを信じてレースを最後まで走破。ファイナルラップで6号車、8号車、38号車を次々攻略する驚異の3台抜きを見せ、24秒差まで追い上げた。

 今回の結果、6位でフィニッシュした6号車がランキングトップをキープしているが、ランキング2位の37号車とのポイント差が10ポイントに減少。今回優勝した39号車が25ポイント差のランキング3位に上がっている。

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第6戦:オートポリス
サブイベント 決勝
執筆者 松本 和己