18台抜きで4位入賞、55号車の高木真一「昨年のデータが役立った」

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18台抜きで4位入賞、55号車の高木真一「昨年のデータが役立った」
執筆: 吉田知弘
2018/10/22 9:04

2018スーパーGT第7戦オートポリス。ランキング首位の#55 ARTA BMW M6 GT3は18台抜きで4位入賞を果たし、念願のシリーズチャンピオン獲得に大きく近づいた。

 オートポリスで行われたスーパーGT第7戦決勝。#55 ARTA BMW M6 GT3は予選22番手から18台抜きの追い上げをみせ4位でフィニッシュ。高木真一は昨年のデータが役に立ったと語った。

 ランキング首位で今大会を迎えた#55 ARTA BMW M6 GT3だが、予選ではまさかの苦戦を強いられた。朝から目まぐるしく変わる路面コンディションにうまくタイヤが合わず、予選Q1でも途中の赤旗やトラフィックの影響でQ1敗退。GT300クラスで22番手と、かなり後方に沈んでしまった。

 コース幅が狭く、オーバーテイクも難しいオートポリスの特性を考えると、22番手スタートからポイント獲得は厳しいかと思われたが、決勝では目を見張るような追い上げをみせた。

 スタートドライバーを務めた高木は、直後から着実に順位を上げて活き14周目には15番手に浮上。その後も安定したペースで周回を重ね、中盤にはライバルがピットストップを行なっている間に一時3番手はポジションを上げた。

 全体の約3分の2にあたる40周目まで引っ張ったところでピットインしショーン・ウォーキンショーに交代。これで9番手まで下がるが、再び追い上げを開始し、残り3周で4番手に浮上。見事18台抜きを達成する活躍を見せた。

「(今日の決勝結果は)まさかですね。昨日の予選後は『終わったな……』と思ったんですけど、その中で4位まで挽回してこられたのは、僕たちにとっては優勝に匹敵するくらいのものだったんじゃないかなと思います」

 そう語った高木は、やや気温と路面温度が高くなった決勝のコンディションにマシンを合わせ込むべく、昨年のオートポリス(5月開催)のデータを活用したとのこと。またブリヂストンタイヤのパフォーマンスにも助けられたという。

「昨日の予選は気温だとかタイミングだとかが影響して辛いものになりました。でも、こうして終わってみると今回のタイヤは決勝にものすごく合っていたのかなと思います」

「午前中の公式練習から午後の予選での気温・路面温度が10度以上違ったりとかして、僕たちも惑わされるところがありました。予選もQ1で終わってしまって、温度が高い時のバランスというのが見えづらい部分がありました」

「でも、昨年のオートポリス戦は5月に開催されて、暖かいコンディションでバランスの良いセッティングというのが分かっていたので、今回も5月の時のセッティングにほとんど変えました。あとはタイヤを信じて走るしかなかったですが、すごくいい方向に行ってくれました」

 これでランキング首位をキープし、#55 ARTA BMW M6 T3の高木/ウォーキンショー組は2番手以下に対して12ポイントの大量リードを築いた。高木は最終戦もてぎでも今年テーマにしてきた“余裕を持ったレース運び”を意識していきたいと語った。

「ここ最近ではランキングトップで最終戦を迎えられたというのはないかもしれません。ずっと脇役で終わっていたので、今年はなんとかいい形で終わりたいです」

「今年の僕のレースのやり方が“譲り合い”だったので、最終戦も譲り合いをしながら、とにかくアクシデントがないように余裕を持って最終戦もできればいいですね」

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第7戦オートポリス
ドライバー 高木 真一
執筆者 吉田知弘
記事タイプ 速報ニュース