10番手スタートの96号車K-tunes RC Fが逆転Vを飾る!

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10番手スタートの96号車K-tunes RC Fが逆転Vを飾る!
執筆: 吉田知弘
2018/10/21 10:30

2018スーパーGT第7戦オートポリス。GT300クラスは10番手からスタートした#96 K-tunes RC F GT3が逆転勝利を飾った。

 オートポリスで行われた2018スーパーGT第7戦。序盤から大荒れの展開となったGT300クラスの決勝は10番手からスタートした#96 K-tunes RC F GT3が今季2勝目を飾った。

 予選日同様にドライコンディションとなったオートポリス。各車がグリッドにつく中、予選27番手の#31 TOYOTA PRIUS apr GTはピットスタートを選択し、スタート直後にタイヤ交換を行う戦略に出た。

 またパレードラップ中には#65 LEON CVSTOS AMG(黒澤治樹)がスピンを喫する場面もあったが、自力で復帰し、元のポジションに戻った。

 スタートではポールポジションの#25 HOPPY 86 MC(坪井翔)が順当にホールショットを奪い、#10 GAINER TANAX triple a GT-R(吉田広樹)、#5 マッハ車検 MC86 Y’s distraction(坂口夏月)と続いた。後方では4番手争いが白熱し、#0 グッドスマイル初音ミクAMG(片岡龍也)が一時4番手に上がるが、第2ヘアピンで#61 SUBURU BRZ R&D SPORT(山内英輝)が抜き返しポジションを取り戻した。

 一方、6番手スタートだった#52 埼玉トヨペットGreenBrave マークX MC(番場琢)がスピンを喫し最後尾に後退した。この際に番場と接触した#88 マネパ  ランボルギーニGT3(平峰一貴)に対して、ドライブスルーペナルティーの裁定が下された。

 トップの坪井は2周目の1コーナーで10号車の吉田に一瞬背後に迫られるものの、トップを死守した。一方、後方では早くもピットストップを行うチームがあり、2周を終えて#30 TOYOTA PRIUS apr GTがピットイン。さらに5番手につけていた0号車も3周を終えたところでピットインし、タイヤ交換のみを行い、コースに復帰した。

 5周を過ぎると2番手争いが白熱。10号車の背後に5号車と61号車が接近。ここではマザーシャシーとJAF-GTに部があるようで、8周目に5号車が2番手に浮上した。

 その直後、#48 植毛GT-Rと#777 CARGUY ADA NSX GT3がターン14で接触。777号車は自力で復帰したが、48号車はマシンにダメージがあったのか、そのままピットに戻った。

 2番手に上がった5号車の坂口は、そのまま25号車の坪井に接近。14周目に入ったところで1秒以内に接近し、チャンスを伺う。

 しかし、18周目に30号車がターン14でスピン。マシンがグラベルに深くはまってしまい、マシン回収のためにセーフティーカーが導入された。

 GT500のトップが25周目に入るところからレースが再開。ここで0号車が2回目のピットストップを行い、片岡龍也から谷口信輝に交代した。

 26周を終えたところでトップの25号車もピットイン。それに続いて4番手61号車、5番手の#34 Modulo KENWOOD NSX GT3、8番手#11 GAINER TANAX GT-Rと上位陣が続々とピットインした。

 これで暫定トップに立った5号車は31周を終えたところでピットイン。平木湧也に交代するが、ピット作業にやや時間がかかり、再び25号車の逆転を許してしまった。

 実質のトップに浮上した25号車の松井孝允だが、思うようにペースが上がらず着実に追い上げてきていた#87 リーガルフロンティア ランボルギーニGT3が接近。37周目の1コーナーでパスし、GT300クラスの実質トップに浮上した。

 その後、松井は11号車にも追いつかれ38周目の第2ヘアピンで抜かれた他、一気に後続の集団に飲み込まれ、あっという間に5番手まで後退した。さらに後続に迫られていたところで、ピットアウト直後の#55 ARTA BMW M6 GT3と41周目のターン4で接触してしまいスピン。ポイント圏外まで後退してしまった。

 42周を終えたところでGT300クラスの上位陣は全てピットストップを完了。この時点でトップに立ったのが#96 K-tuns RC F GT3だった。スタートドライバーの中山雄一が40周まで引っ張る走りをみせ、10番グリッドから着実に追い上げていたのだ。これに87号車が2番手、11号車が3番手で続いたが、96号車のペースは安定しており、他を寄せ付けない走りで周回を重ねた。

 上位のバトルが落ち着いたレース終盤、光る走りを見せたのが34号車の大津弘樹だった。49周目に4番手に浮上すると、徐々に11号車に接近し、58周目の1コーナーでインに飛び込みオーバーテイク。3番手に浮上した。

 またレース終盤は、ブリヂストンユーザーの車両のペースがよく、ピットスタートだった31号車が59周目に10番手に浮上しポイント圏内へ。ランキング首位の55号車も残り3周で4番手に浮上するなど、驚異的な追い上げをみせた。

 結局、トップ浮上以降は全く危なげない走りを見せた96号車の新田守男/中山雄一組が今季2勝目をマーク。最終的に後続に対して17秒もの大差をつけての勝利だった。

 2位には87号車の元嶋佑弥/佐藤公哉組が入り、今季初表彰台をマーク。3位には34号車が入りNSX GT3勢として初の表彰台を獲得した。

 注目のシリーズランキングは4位に入った55号車の高木真一/ショーン・ウォーキンショー組が合計60ポイントまで伸ばし首位を死守。ランキング2位に浮上した65号車の黒澤治樹/蒲生尚弥組に対して12ポイント差と大量リードを築いて、最終戦もてぎに向かう。

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第7戦オートポリス
執筆者 吉田知弘
記事タイプ 速報ニュース