GSR、連覇の夢届かず。片岡龍也「今季の縮図のような戦いだった」

シェア
コメント
GSR、連覇の夢届かず。片岡龍也「今季の縮図のような戦いだった」
執筆: 松本 和己
2018/11/13 9:38

2018シーズン最終戦を3位で終え、チャンピオン獲得を逃した#0 グッドスマイル 初音ミク AMGの片岡龍也が、レースを振り返った。

 2018シーズンのスーパーGT最終戦で、GT300クラスの連覇を逃した#0 グッドスマイル 初音ミク AMG。片岡龍也はレースを振り返り、今季を象徴するような戦いだったと語った。

 昨季GT300クラス王者の0号車は、ランキング4位で今季の最終戦を迎えた。逆転での連覇を達成するには、優勝がほぼ必須という中で公式練習から好調を維持、予選3番手を獲得した。

 決勝ではスタートを担当した片岡が、ランキング2位につける#65 LEON CVSTOS AMGを交わし2番手に浮上。トップを独走していた#88 マネパ ランボルギーニ GT3がトラブルに見舞われたこともあり、首位に浮上してピットに飛び込んだ。

 ピットでは左側のタイヤ2本を交換し谷口信輝にバトンをつなぐが、タイヤ無交換作戦でタイムを稼いだ65号車がピット作業で逆転。最終的にはランキング3位の#31 TOYOTA PRIUS apr GTにも先行され、0号車は3位でレースを終えた。この結果、優勝した65号車がチャンピオンを獲得。0号車は12ポイント差のランキング4位と、連覇達成はならなかった。

 片岡はレース後、シーズンを通して安定した戦いをしてきたチームが最終戦も上位につけたと話した。

「最終戦は、いわゆる”今シーズンの縮図”のようなリザルトだったと思います」

「LEONはこれまで表彰台がなかったですが、全体を通して安定したパフォーマンスで実際にチャンピオンを手にしています。僕らも、オートポリスでのタイヤ選択はしくじってしまいましたけど、ほぼノーミスでした」

 実際、今回の表彰台にはランキング2〜4位で最終戦を迎えたチームが上がった。この3チームはいずれも前戦オートポリスまで優勝がない。つまりはシーズンを通して安定した戦いをしてきたチームが、最終戦でも結果を残したと言えるのだ。

 また今回のレースでは、JAF-GT車両のプリウスGT31号車だけでなく、車重の重いGT3マシンである65号車やポイントリーダーだった#55 ARTA BMW M6 GT3もタイヤ無交換作戦を決行した。しかし0号車はタイヤ無交換作戦はリスクが高いと判断、左側のタイヤ2本を交換した。片岡はタイヤを4本交換したのではレースで勝てないという状況が、当たり前になってきてしまったとコメント。この点も、今回のレースが今季の縮図だと彼が感じた要因だろう。

「理想は周りと同じくタイヤ無交換作戦をやりたかったんですけど、ちょっと我々にとってはリスクが高かった。左側の2本交換というのも結構ギリギリの戦略で、最後の方はズルズルだったみたいですけど、4本変えたら勝負権がないので……」

「最近はタイヤを変えないのが当たり前になってきてしまったので、タイヤ交換を義務にしてもらえないかな……(笑)」

 2017年に3度目のGT300クラスチャンピオンを獲得し、”3度目の正直”として初の連覇を狙っていたグッドスマイルレーシング。目標達成とはならなかったものの、来季に向けてチーム全体のパッケージを見直し、再びチャンピオンを狙っていくと片岡は意気込んだ。

「やるだけやって、最後も力を出し切って3位でした。性能調整を含め、トータルのパッケージが今年は厳しかったのかなと思います」

「来年に向けてそれを強化するなり、整えるなりして今年の悔しさを晴らしたいです」

次の記事
二冠達成でさらに高まる『F1待望論』……気になる山本尚貴の心境は?

前の記事

二冠達成でさらに高まる『F1待望論』……気になる山本尚貴の心境は?

次の記事

立川祐路「タイトル争いに届かなかった。来季はリベンジを」|スーパーGT最終戦|LEXUS TEAM ZENT CERUMOドライバー/監督コメント

立川祐路「タイトル争いに届かなかった。来季はリベンジを」|スーパーGT最終戦|LEXUS TEAM ZENT CERUMOドライバー/監督コメント
Load comments

この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 第8戦もてぎ
サブイベント 日曜日 決勝
ドライバー 片岡 龍也
執筆者 松本 和己