気になるNSX GT3 Evoの進化具合は? 道上龍「すごく乗りやすくなった。ただ……」

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気になるNSX GT3 Evoの進化具合は? 道上龍「すごく乗りやすくなった。ただ……」
執筆:
2019/03/20 8:25

今シーズンは3台がスーパーGT(GT300クラス)に参戦するNSX GT3 Evoモデル。昨年までのNSX GT3からどのくらい進化したのか? #34 Modulo KENWOOD NSX GT3の道上龍にテストでの感触を訊いた。

 Modulo KENWOOD NSX GT3の道上龍は、スーパーGT岡山公式テストを終えてEvoバージョンとなったホンダNSX GT3に手応えを感じつつも、シーズン開幕に向けて課題はまだたくさんあると語った。

 スーパーGTでは昨年から登場しているホンダNSX GT3。初年度は2台が参戦し、なかでも#34 Modulo KENWOOD NSX GT3は第7戦オートポリスで3位表彰台に上がる活躍をみせた。

 しかし、ミッドシップレイアウトのNSX GT3はマシン後部が重いという特徴があり、そこから発生するマシンの挙動に対処するセッティングや、タイヤのマッチングで試行錯誤が続いたシーズンであることは間違いなかった。

 今シーズン、ホンダはスーパーGTをはじめ各国のGT3レースにEvoモデルのNSX GT3を導入。#34 Modulo KENWOOD NSX GT3も2月のセパンテストを皮切りに、Evoモデルでの走行を開始している。

 ここまでのテストを終えて、道上はEvoモデルの進化を確実に感じていた。

「Evoになって改善された部分はあります。特にブレーキング時のリヤのスタビリティですね。昨年まではブレーキを踏んだ時にリヤが出るという癖がありました。今年はそれが減りました。その点ではすごく乗りやすくなっています」

「昨年はリヤもフロントも両方(安定しない状況)だったので、どっちつかずなセッティングになってしまっていましたが、そこはEvoモデルになってだいぶ改善されました」

 それは、実際に岡山公式テストでも進化した部分が現れており、ラップタイムも昨年の同時期と比べて確実に良くなっているという。

「岡山でも、昨年だとメーカーテストで必死になって1分26秒9を1回出せたくらいで、基本的には1分27秒中盤とかのタイムでした。それが今回は1分26秒フラットまでいったので、クルマの進化は感じています」

「(岡山公式テストでは)比較的安定していたと思います。ただ、気温がレースの時とは大きく違うので、正直今回のタイヤはコンディションに全然合っていませんでした。タイムは出てもロングランができるほどの状態ではなかったです。実際にレースで使おうと思っている温度域のタイヤを持ってきたんですが、あまりにも気温が低すぎて合わなかった……という状況でした」

 そう語った道上。持ち込んだタイヤとコンディションがうまくマッチしなかった部分はあるにせよ、GT300クラスでトップ争いに食い込むには、クルマ側での改善がまだまだ必要だと感じているようだ。

「ただ、トップと離れている部分は改善しなければいけないですし、そこに行くために自分たちが求めているところにクルマ(のパフォーマンス)がきていないです。そこは僕もテストしながら(チームと)話はしているし、データを見直して良くしていければいいなと思っています」

「次の富士のテストでは、その辺(自分たちの今季のポジション)をしっかり見極めたいなと思います。コースは違いますが、まだまだやらないといけない部分はあります。GT3規定のルールの中で出来ることは限られていますが、その中でも自分たちの求めているものに近づけていきたいですね」

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この記事について

シリーズ スーパーGT
イベント 公式テスト岡山
ドライバー 道上 龍
執筆者 吉田知弘
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