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「自分の課題が浮き彫りになった」阪口晴南、GT500初経験を糧にさらなる成長を誓う

2020スーパーGT第2戦で#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supraから参戦した阪口晴南だが、思い描いていたようなレースができず、本人にとっては悔しさが残るGT500クラスデビューとなった。

#39 DENSO KOBELCO SARD GR Supra

写真:: Masahide Kamio

 富士スピードウェイで行なわれた2020スーパーGT第2戦で、ヘイキ・コバライネンに代わって#39 DENSO KOBELCO SARD SupraからGT500デビューを果たすこととなった阪口晴南。予選では存在感のある走りを披露したが、逆に決勝レースではGT500の“シビアさ”を痛感する内容となった。

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 事前にGT500車両でテストする機会もなく、ぶっつけ本番で臨んだ今回のレースだった阪口だが、公式練習から順調な走りをみせた。予選Q1で中山雄一が2番手で通過すると、Q2を任された阪口が渾身のアタックをみせた。結果、GRスープラ勢では最上位となる3番グリッドを獲得し注目を集めた。

「フリー走行で初めて(GT500車両に)乗せてもらった時は、いち早く順応できたかなと思います。クルマのフィーリングも分かったので、チームとコミュニケーションをとって予選に向けてさらに良くしていきました。そのおかげでQ1での(中山)雄一さんも素晴らしいアタックでしたし、僕もQ2で満足いく順位だったのかなと思います」

 そう土曜日のセッションを振り返った阪口。決勝でも同様の活躍が期待されたが、トップドライバーが集結するGT500クラスはそんなに甘くはなかった。

 27周を終え、4番手で中山からバトンを受け継いだ阪口。GT300との混走をうまく利用されてライバルの先行を許してしまう場面もあったが、最後まで粘り強く走り6位でレースを終えた。

「決勝に関してはまだ煮詰めきれていない部分も多かったですし、レースペースに対しても課題がありました。僕もピットアウトの時に失敗(エンジンストール)があったりだとか、GT300との混走の中で山本選手(#100 RAYBRIG NSX-GT)に抜かれてしまう場面がありました」

「今回は自分の課題が浮き彫りになりました。今後のレース人生においては今回の経験は“頭を打った”というか、まだまだ成長しないといけないなと思った良い機会だったので、大きな財産になったと思います」

 GT500での初レースは本人として悔しい内容になった阪口だが、逆に今回の経験で自分に何が足りないのかを改めて確認できた機会にもなったという。

「今後、頑張るべきポイントをもっとわきまえた方がいいなと思いました。GT300がいるから少し(プッシュするのを)休んで次の周にいくとか、そういう駆け引きなどで順位がひとつふたつと変わっていきます。そういったところのペース配分というのがトップでベテランの方は上手なので、その辺りを学ばないといけないなと思いました」

「(初めてのGT500車両に関しては)“全然乗れない”ということはなかったんですが、雄一さんと比較すると本当にちょっとしたところの詰めという部分で、まだまだ甘い部分が全コーナーではないにしても、要所要所であるんですよ。当然自分がうまく走れているコーナーもあるんですけど、もう一歩前に進まないといけないところが何箇所かあるので、そこは自分の課題として持ち帰って、次いつになるか分からないですけど、こういったハイレベルなクルマに乗った時にそういう走りができるようにしないといけないなと思いました」

 第3戦以降は再び96号車に戻ってレースをすることになる阪口だが、今回の経験を次のレースで活かして、さらにレベルアップした走りをみせたいと、前向きになっている様子が印象的だった。

「おかげさまで今年はレースが山のようにあります。毎戦毎戦反省すべきところはあるんですけど、落ち込んでいる暇は全くないです。すぐに次のレースで実践していけるのはドライバーにとっては良いことだと思うので、次のレースが楽しみです」

「今回で運転の幅がもうひとつ広がったと思うので、また96号車に戻った時に(チームに対しての)コメントも少し変わると思います。次は鈴鹿なので、頑張りたいと思います」

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