前回の富士もPP、しかし決勝は“散々”……「明日こそはリベンジしたい」と小高一斗

スーパーGT第5戦の予選でポールポジションを獲得した#6 ADVICS muta MC86の阪口良平と小高一斗は、同じくPPを獲得しながらも優勝を逃した第2戦のリベンジを誓った。

前回の富士もPP、しかし決勝は“散々”……「明日こそはリベンジしたい」と小高一斗

 10月3日(土)、富士スピードウェイではスーパーGTのシリーズ第5戦、『たかのこのホテル FUJI GT 300km RACE』が開幕。第2戦の富士に続いてGT300クラスでは#6 ADVICS muta MC86の阪口良平/小高一斗がポールポジションを獲得した。

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 前回と同様、ベテランの阪口がQ1を突破すると同時に、車輌のインフォメーションやドライビングへのアドバイスを若い小高に伝えると、これを受けてQ2では小高が渾身のアタック。こうして、ベテランのコクと若手のキレを組み合わせたコンビが、2度目のポールポジションを手に入れることになった。

 まさに順風満帆な展開かと思いきや、ポールポジション会見に現れた阪口は「午前の公式練習は、ポールを獲った第2戦の富士とは違ったセットで走ったのですが、あまり調子が良くなくて、期待したほどの手応えもなかった」と走り始めは万全でなかったことを明らかにしている。

 しかしそこからの回復力が素晴らしかった。午後の公式予選に向けて、クルマのセットを変更したのだが「エンジニアと相談し、メカさんたちにはセッションが始まるギリギリのところまで頑張ってもらいました。そうしたらその甲斐あって予選までにクルマのフィーリングが一変していました」とチームのリカバリーショットを称賛した。

 そして「自分にも、もうついて行けないほどの速さで、ブレーキも思いっきり奥まで突っ込める感じでした」とセットを褒めるとともに「だから、いろんなインフォメーションを伝えて、あとは一斗(小高一斗選手)に任せよう」と若い小高に全幅の信頼を寄せていることを明かし「(小高が)素晴らしいアタックでポールを獲ってくれました」と結んでいる。

 開幕から無観客のレースが続いたスーパーGTだが、今回からはファンを迎えてのレースとなった。そのことに関しては「コースサイドで写真を撮っている人も多く見かけられ、長い望遠レンズで追っかけてくれているのも感じられました。サポートレースのFIA-F4も始まり、サーキットに活気が戻ってきたことが嬉しいです」と顔を綻ばせた。

 しかし翌日の決勝レースについて記者から質問が飛ぶと「前回の富士では自分が前半のスティントを担当し、ポールポジションからのスタートだったのに、10周しかトップを守れずにじりじりと後退してしまいました」と少しだけ悔しそうな表情も見せたが「今回はクルマにも対策をしました。まだどちらが(前半のスティントを)担当するか決めてないのですが、しっかりとバトンを繋ぎたい」とし、「またここ(優勝会見場)に呼ばれたいと思っています」と力強く結んでいた。

 そのベテランから全幅の信頼を受ける若手の小高は、予選までにセット変更したことに対して「自分では、どんなクルマに仕上がっているのか全く見えてないのが少し不安でした」としながらも、公式予選のQ1を走ったベテランからのアドバイスに力を得たと語り、「Q1を走ってくれた阪口さんからのインフォメーションで、セッティングを少しアジャストするとともに、自分のドライビングにもアドバイスをもらいました。そしてそれを信じてアタックしたらポールを獲ることができました」と素っ気ないほどクールにポール獲得を報告した。

 もちろん自身2度目のポール獲得が嬉しくないわけはないのだが「自分の中では明日の決勝(で勝つこと)が最も大事な仕事」だということを分かっているからだろう。それでも、クーリングラップを終えてパルクフェルメにマシンを止め、徒歩でピットに向かう際に、スタンドから大きな拍手が湧いたことについては「ファンの人に見てもらってる、と思ったら(ポールを獲った)達成感もとても大きくなりました」と笑顔になった。

 決勝に向けては「ここまでの4戦は厳しいレースが続きました。前回の富士(第2戦)ではポールを獲ったのに決勝は散々で。だから明日こそは、きっちりリベンジしたいと思っています」とキッパリ力強く結んでいた。

 

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