SGT第6戦|GT300予選:96号車K-tunesの阪口晴南が圧巻アタックで初ポール獲得
スーパーGT第6戦鈴鹿の予選が行なわれ、96号車K-tunes RC F GT3の阪口晴南が圧巻のアタックを見せ初のポールポジションを獲得した。
#96 K-tunes RC F GT3
Masahide Kamio
絶好のレース日和で迎えた公式予選は、今回もGT300のQ1はAとB、2組に分けられている。予定通り14時ちょうどにGT300のA組からQ1がスタートした。好天とはいえ、10月下旬にふさわしく気温/路面温度は次第に低くなってきており、今回も十分にタイヤを温めた後にフルアタックをかけるのが正攻法と思われた。
A組では今シーズンからダンロップタイヤにコンバートしている#96 K-tunes RC F GT3が快調にタイムを削っていきQ1を担当する新田守男が1分56秒459まで詰めてトップタイム。彼は3周目にこのタイムをマークし、さらにもう1ラップアタックしたが、自己ベストの更新はならなかった。
これに迫ったのが#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの織戸学。彼は4周目のアタックで1分56秒台前半まで詰めたが、46秒496と僅かに及ばず。それでも3番手、#7 Studie BMW M6の荒聖治以下にコンマ5秒の大差をつけていて、Q2でのポール争いに興味がもたれる結果となった。
なお、午前の公式練習でクラッシュした#244 たかのこの湯 RC F GT3は公式予選DNSとなっている。
続いて行われたB組だが、セッションがスタートした直後にヘアピンでスピンしてストップしたクルマがあり、赤旗中断。残り8分でセッションは再開されることになった。再開と同時に各車ピットを後にしていくが、先ずは#30 TOYOTA GR SPORT PRIUS PHV apr GTの中山友貴が1分57秒034でターゲットタイムを設定した。
続いて#52 埼玉トヨペットGB GR Supra GTの川合孝汰、#60 SYNTIUM LMcorsa RC F GT3の吉本大樹、#360 RUNUP RIVAUX GT-Rの大滝拓也らが57秒台前半をマークするが、一歩及ばず。中山のトップ通過が確定した。
一方、シビアだったのは通過のボーダーラインとなる8番手争い。#88 JLOC ランボルギーニ GT3の元嶋佑弥を#25 HOPPY Porscheの松井孝允が弾き出すと、その松井を#87 T-DASH ランボルギーニ GT3の高橋翼が弾き出す。さらにその高橋を#6 ADVICS muta MC86の阪口良平が弾き出す混戦ぶりだった。
GT500のQ1でも赤旗中断があったことで、GT300のQ2は15時13分からとなった。今回はダンロップタイヤのユーザーが好タイムを連発していたが、このQ2でも#61 SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝が1分56秒076をマーク。ターゲットタイムのハードルを引き上げていた。
その後各車は1分57秒台を連発し、#18 UPGARAGE NSX GT3の小林崇志は56秒340まで詰めるが山内のタイムには手が届かない。
そうこうしているうちに#96 K-tunes RC F GT3の阪口晴南が一気に56秒の壁を突き破って55秒838をマーク。ラストアタックで挑んだ#6 ADVICS muta MC86の小高一斗も56秒156に留まり、チームに自らQ2アタックを願い出た阪口が、初のポールポジションを手に入れることになった
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