【スーパーGT】勝てる自信しかなかった……ホイール脱落でリタイアの16号車大湯、コースサイドで悔しさあらわ
スーパーGT第6戦でポールポジションを獲得しながらもトラブルでリタイアに終わった16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの大湯都史樹。レースペースへの手応えがあっただけに、悔しさをにじませた。
Toshiki Oyu, #16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
Masahide Kamio
スーパーGT第6戦をポールポジションからスタートした16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTは、18周目に右リヤホイールが外れストップ。ペースに苦しんできた過去数戦の悔しさを晴らすレースを目指していた彼らだったが、まさかのトラブルで途中退場となった。
大湯曰く、異変を感じたのはセーフティカーランからリスタートが切られた17周目、セクター3のさよりんブリッジを越えた先あたりだという。その後ホームストレートを立ち上がったタイミングでナットが取れたような感覚がしたといい、2コーナーから3コーナーへと向かうタイミングでホイールが脱落した。
トラブルの原因に関しては、現在チームが調査中。しかし大湯によると、左リヤホイールにも同様の症状が出た可能性も浮上しているとのことで、原因解明が待たれる。
これまでレースペースに苦しむことが多かった16号車とダンロップタイヤ。今回もダンロップタイヤを履く64号車Modulo NSX-GTはレース後半にペースを落として大きく後退してしまったが、16号車は硬めのタイヤチョイスをしていたこともあり、勝算があったようだ。
「64号車と比べても硬めのタイヤをチョイスしていました」と大湯は言う。
#16 Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT
Photo by: Masahide Kamio
「ウォームアップという部分では苦しい部分もあったので、1周目にENEOS(14号車ENEOS X PRIME GR Supra)に抜かれてしまいましたが、それは問題ないと思っていました。一気にウォームアップさせるとその後苦しくなったりもするので、フォーメーションラップの時から過度に温め過ぎないように気を付けて走っていました」
「ENEOSに抜かれた後も、あちらがペースが落ちていく一方で良いペースを刻めていましたし、ENEOSがいなくなってからもセーフティカーが入るまではトップをキープして良い走りができていました。ロングラン寄りのタイヤをチョイスしていたことも考えると、64号車は結構苦しそうでしたけど、僕たちは勝負できたんじゃないかと思います」
リタイアに終わった後は、マシンを降りてコースサイドで悔しさをあらわにするシーンが中継カメラにも映し出されていた大湯。勝算があったからこそ、行き場を失った思いがあふれ出してしまったようだ。
「行ける自信しかなかったです」
「あのまま走っていれば行けるなという自信がありました。誰が悪いということはありませんが、(運が)味方してくれませんでしたね」
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