【スーパーGT】8号車ARTAの野尻智紀、Q1落ちの原因解明に向け「ホンダBS勢で協力していく」
スーパーGT第1戦の予選でQ1敗退となった#8 ARTA NSX-GTの野尻智紀は、スープラ勢に圧倒されてしまった原因をまだ掴みきれていないといい、ホンダ勢の他のチームとも協力していく必要があると語った。
写真:: Masahide Kamio
岡山国際サーキットで行なわれているスーパーGTの第1戦。土曜朝の公式練習でトップタイムをマークしていた#8 ARTA NSX-GTだったが、予選では一転して14番手に終わり、Q1敗退となった。
Q1のアタックを担当した野尻智紀は1分19秒046というタイムをマークしたが、これは公式練習のGT500専有走行時にパートナーの福住仁嶺が記録したタイムから1秒近く遅いものであった。Q1ではどのような問題が起きていたのかをmotorsport.comに尋ねられた野尻は、次のように語った。
「朝のプラクティスのフィーリングはそこまで良くなかったです。その中でセッティングの変更をしましたが、自分たちの抱えている問題点を直すことができませんでした。僕が乗っている間にもいくつかセットアップの変更をしましたがあまり(フィーリングが)変わらなくて、時間がきてしまったので福住選手に交代しました」
「福住選手もクルマに対するフィーリングはあまり良くなさそうでしたが、最後の500の専有走行ではクルマの動きがいきなり変わってタイムが出ました。ただ、なぜそうなったのかをチームが十分に理解できていないところがあったからか、予選ではまた悪い方のバランスに戻ってしまいました」
そう語った野尻。そもそも午前の段階からマシンのフィーリングに手応えを感じていた訳ではなかったようだ。アタック時にはトラフィックに引っかかった場面もあったというが、野尻はそれがなくともQ2には進めなかっただろうと考えており「良くても10番手くらいでしょうね」と話した。
ただ今回の予選に関してはホンダ勢の苦戦というよりも、GRスープラ勢がトップ5を独占したことに驚かされたという言い方が適切かもしれない。野尻もファンや関係者同様にスープラ勢の速さには驚いている様子だったが、自分たちの問題点を改善するために、8号車と同じブリヂストンタイヤユーザーのホンダ勢で、こちらもQ1落ちとなったTEAM KUNIMITSUやAstemo REAL RACINGとも協力する必要があると考えているようだ。
スープラ勢の速さには驚いたかと問われた野尻はこう返した。
「みんなそう感じている部分はあると思います」
「ただ、同じホンダでブリヂストンタイヤを使っているチームがQ1で落ちているので、僕たちにも何かしら問題はあると思いますね。それがなぜなのかを3台で協力して(原因解明を)進めないといけない。僕らだけでやってもしょうがない部分も思います。BSの3台で協力しながら、ポテンシャルを上げられるようなものを見つけていけたらなと思います」
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