スーパーGT第1戦岡山:GT500予選はKeePer TOM’Sの阪口が起用に応え初のポールポジション
スーパーGT第1戦岡山の予選では、37号車KeePer TOM’S GR Supraの阪口晴南が代役起用に応えてGT500クラスのポールポジションを奪った。
平川亮、阪口晴南、山田淳監督(#37 KeePer TOM'S GR Supra)
Masahide Kamio
スーパーGTシリーズ開幕戦の公式予選が4月10日に岡山国際サーキットで行なわれ、37号車KeePer TOM’S GR Supra(平川亮/阪口晴南)の阪口が初のポールポジションを獲得した。
気温15℃、路面温度32℃で始まった公式予選Q1は、15台の車両から上位の8台がQ2に進出できるノックアウト予選。残り3分となって朝の公式練習でトップタイムをマークした8号車ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)が1分20秒を切るタイムでトップに立った。しかしここから1分18秒台のアタック合戦に。残り2分で38号車ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)が1分18秒177でトップを奪うと、直後に37号車スープラの平川が1分17秒966で逆転してQ1トップを奪った。
2番手は14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)、3番手は38号車スープラ、4番手は36号車au TOM’S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)とスープラがトップ4を独占したばかりか6台すべてがQ2に進出。ホンダはダンロップタイヤを履く2台だけが残り、公式練習トップの8号車NSXもディフェンディングチャンピオンである1号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/武藤英紀)もQ1落ちとなった。さらに日産GT-Rは1台もQ2に進むことができなかった。
上位グリッドを確定するQ2は15時11分から10分間行なわれたが、19号車WedsSport ADVAN GR Supra(国本雄資/宮田莉朋)がトラブルのためにピットインしそのままガレージに入れられアタックをすることができなかった。残り3分で38号車スープラの立川が1分18秒814でトップに立つが、直後に37号車スープラの阪口が1分17秒701で逆転トップに。その後はこのタイムを上回る車両がなく、阪口が初めてのポールポジションを獲得した。2番手は14号車スープラの大嶋、3番手は36号車スープラの坪井、4番手は39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)の中山、5番手は38号車スープラとトップ5をスープラが独占。6番手にようやく16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GT(笹原右京/大湯都史樹)が入り、7番手は64号車Modulo NSX-GT(伊沢拓也/大津弘樹)だった。
新型コロナウィルス感染症の影響で入国できないサッシャ・フェネストラズの代役として37号車スープラに抜擢された阪口は「代役として起用してくれたチーム、GT500に乗ることを承諾してくれたK-tunesに感謝します。テストからたくさんの走行機会を与えてもらいどんどん良くなっていきました。平川選手やエンジニアに引っ張ってもらいました。Q1トップだったのでアタックは緊張しましたが無心で走れました。初ポールは達成感があります」と嬉しそうに話した。
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