【スーパーGT】244号車たかのこの湯、鈴鹿を制しGT300ランキング首位に「チームの状態は最高」
244号車たかのこの湯 GR Supra GTは、スーパーGT第3戦鈴鹿を制してGT300クラスのポイントリーダーとなったが、三宅淳詞は「今はチームとして最高の状態にある」と語った。
写真:: Masahide Kamio
スーパーGT第3戦鈴鹿の決勝レースでは、長きに渡って5号車マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号と244号車たかのこの湯 GR Supra GTによる激しいGT300クラスの優勝争いが繰り広げられた。しかし、最終的には41周目に5号車をパスした244号車に軍配が上がった。
このレースで244号車のスタートドライバーを務めたのは三宅淳詞。3番グリッドの三宅はスタートで2番手に上がると、13周目にはセーフティカー明けでペースの上がらない61号車SUBARU BRZ R&D SPORTの山内英輝をダンロップコーナーで豪快にオーバーテイク。首位をキープしたまま26周目にピットへと向かった。三宅は決勝後の記者会見の中で、自らの担当スティントを「これまでで1番満足のいくスティントだった」と振り返った。
しかし、堤優威にドライバー交代してピットアウトした244号車の前に1台のマシンが立ちはだかった。それがタイヤ無交換作戦を駆使してピットのロスタイムを削っていた5号車だった。ペースは244号車の方に分があったものの、5号車の平木玲次は巧みにブロックラインを取り、244号車の堤を前に行かせなかった。
当時の状況を、堤は次のように振り返った。
「僕たちはピットインの際にタイヤ4輪交換をして、万全の状態でピットアウトさせていただきました。その時、タイヤ無交換だった5号車に1コーナーでパスされてしまいました」
「その後は僕たちの方がペースが良く、抜きたかったんですが、僕たちはコーナーが速く、向こうはストレートが速いといった具合で(抜けず)……。しかしプレッシャーをかけ続けた結果、5号車がデグナーの1個目で縁石に高く乗りすぎてしまってジタバタしていたので、その隙を突いてデグナー2個目で抜いたという形です」
今季は既に岡山ともてぎでポイントを獲得し、今回の鈴鹿では優勝の20ポイントを加算した244号車。これでGT300クラスのポイントリーダーに浮上した。これに関して堤は「まさかこんなシーズンになるとは思っていませんでした」と少々驚いている様子だったが、「マシンもチームも調子が良いので、このまま後半戦も突っ走って、チャンピオンを獲れるように頑張ります」と結んだ。
また三宅も「今はチームとして最高の状態にあるので、(後半戦)しっかり上位を狙えるように頑張りたいです」と次戦以降への意気込みを語った。
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