【スーパーGT】逆襲目指すGT500ダンロップ勢、残り2戦で集大成見せられるか? 最終戦富士には“新アイテム”投入も予定

今季のスーパーGTにおいて、予選で度々速さを見せながらも、決勝レースで結果を残すことができていないGT500のダンロップ勢。ただ着実な進化は感じられており、終盤戦で集大成を見せることを目指している。

【スーパーGT】逆襲目指すGT500ダンロップ勢、残り2戦で集大成見せられるか? 最終戦富士には“新アイテム”投入も予定

 今季からスーパーGTのGT500クラスで64号車Modulo NSX-GTと16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTの2台にタイヤを供給しているダンロップ。ポールポジション2回、その内フロントロウ独占が1回と予選では主役となっているダンロップ勢だが、決勝では結果を残せず2台揃ってランキング下位に沈んでしまっている。

 オートポリスで行なわれた第6戦では、16号車がポールポジションを獲得し、64号車も3番グリッドを確保。しかしながら16号車はトップ走行中にホイール脱落のトラブルに見舞われリタイア、64号車も一時優勝争いに絡む場面を見せたものの、終盤に急激にペースダウンして12位に終わった。

 ダンロップのタイヤ開発を率いる安田恵直氏曰く、64号車が決勝に向けて選択したタイヤは最もソフトなコンパウンドで、ペースダウンの原因は摩耗によるものだという。64号車はGT500のどのチームよりもピットインのタイミングを遅らせ、大津弘樹に交代。大津はトップを走る8号車ARTA NSX-GTの野尻智紀と数周に渡りバトルを展開していたが、その影響もあってか、スティントの前半でタイヤを「使い切ってしまった」ようだ。

 64号車がソフトなタイヤをチョイスした背景について、安田氏は次のように語る。

「プラクティスの段階で、最もソフトなタイヤと、ミディアムタイヤを履き比べました。その時は摩耗の外観に大きな差はなく、ソフトの方にグリップ感があったので、ソフトに決めたという形です」

「しかしながら、性能低下や摩耗が思ったよりも早く、大きくきてしまいました」

 一方の16号車に関しては既報の通り硬めのタイヤをチョイスしており、前半スティントを担当した大湯都史樹は「あのまま(トラブルなく)走っていれば行ける自信があった」とコメントしている。安田氏もこれには同意しており「16号車は耐摩耗性に優れたタイヤを履いていました。硬いタイヤにも関わらず、あれだけのペースで走れていたので、期待できたと思います」と話した。

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 第7戦もてぎ、第8戦富士の残る2レースは各車のサクセスウエイトが減少するため、ここ数戦ライバルよりも軽いマシンで走っていたダンロップ勢は、重量面でのアドバンテージを享受できなくなる。ただ、安田氏もダンロップタイヤの確かな進化をチームに感じ取ってもらえているという手応えがあり、残り2戦では何とかしてその集大成を見せたいと考えている。

 安田氏は次のように語った。

左からダンロップの安田恵直氏、TEAM Red Bull MUGENの田中洋克監督

左からダンロップの安田恵直氏、TEAM Red Bull MUGENの田中洋克監督

Photo by: Masahide Kamio

「今回(もてぎ戦)のタイヤはその前に準備し始めたものなので、オートポリスでのフィードバックが組み込まれている訳ではありません。そのため摩耗には注意しないといけないと思います」

「ただ、最終戦の富士ではその辺りを調整したものを持ち込みます。2台体制で戦って見えてきたものがかなりあるので、新しいアイテムも投入しようと思います」

「オートポリスで投入したタイヤも含め、チームやドライバーには進化を感じてもらえているので、今年の集大成は見せたいです。表彰台にはなんとか乗りたいですね」

 
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