【スーパーGT】8号車ARTA、大逆転王座目指すもランキング2位に終わる「これが今の力。もっと強くならないと」と野尻
2021年スーパーGTのシリーズタイトルを逃した野尻智紀は、不運にも見舞われたレースを振り返り、「これが今の力。もっと強くなる必要がある」と語った。
写真:: Masahide Kamio
2021年のスーパーGT・GT500クラスは、ランキング上位につけるホンダNSX勢が最終戦富士の決勝レースで軒並み後退したことにより、同レースで優勝を飾った36号車au TOM'S GR Supraの関口雄飛/坪井翔組が逆転で王座を獲得するという劇的な幕切れとなった。
自力王座の可能性を残して最終戦に乗り込んだ8号車ARTA NSX-GTの野尻智紀/福住仁嶺組は、6番グリッドから福住のドライブでレースをスタート。牧野任祐がドライブする1号車STANLEY NSX-GTを追いかけた。
8号車はその1号車と同じ周回、22周終了時にピットイン。ピット位置が近い2台はほぼ同じタイミングで作業をスタートしたが、8号車はドライバー交代中に運転席側のドアが外れるアクシデントがあり、タイムをロス。順位を下げてしまった。
8号車は後半スティントを担当した野尻が追い上げて6位でフィニッシュしたものの、野尻/福住組はランキング2位でシーズンを終えることとなった。
「僕と福住選手がドライバー交代で入れ違う際に、(福住がドアに)少しだけ触ったんだと思います。そんなに激しく触ったようには見えなかったので、これで取れるんだ、と思いました」と野尻は説明する。
また野尻は「あの焦る状況の中で、若いメカニックたちが早く対処してくれて嬉しかったです」とチームスタッフへの感謝も口にした。
後半スティントでは猛然と追い上げた野尻。ピットでのタイムロスがなければ表彰台も狙える手応えもあったというが、「これが今の力」と野尻は言う。
「とにかくもっと強くならないといけません。これが今の力だと思います」
「僕は2020年のスーパーフォーミュラでも、最終戦でタイヤが外れて選手権を失っています。こういうところでこういうことが起きるのが本来の力だと思うので、タイトルを獲るのであればもっと力を増していかないといけません」
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