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スーパーGT第8戦富士|予選レポート(GT300):SUBARUの山内英輝が王座手繰り寄せる今季4回目PP

スーパーGT第8戦富士の予選では、61号車SUBARU BRZ R&D SPORTがGT300クラスのポールポジションを獲得した。

Hideki Yamauchi, Takuto Iguchi, Masahiro Ozawa, #61 SUBARU BRZ R&D SPORT

写真:: Masahide Kamio

 2021年スーパーGTシリーズ第8戦(最終戦)の公式予選が、11月27日に富士スピードウェイにおいて行なわれ、61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)の山内が今季4回目のポールポジションを獲得した。

 5月の第2戦以来の開催となる富士は、朝から晴天に恵まれ雪を被った富士山も美しい姿を見せた。今回は最終戦ということで、サクセスウェイトの搭載はなしというガチンコ勝負となる。午前中に行なわれた公式練習でトップタイムを奪ったのはポイントリーダーの61号車BRZで、好調さを持続。2番手に52号車埼玉トヨペットGB GR Supra GT(吉田広樹/川合孝汰)、3番手に244号車たかのこの湯 GR Supra GT(三宅淳詞/堤優威)がつけた。

 今回GT300クラスに出走したのは28台で、チームランキングにより14台ずつがA、B組に区分された。気温9℃、路面温度15℃で始まった予選Q1は、各組上位8台ずつが勝ち残りQ2へ進出を決め、Q2進出がならなかった12台はグリッドが確定した。ここでランキング2番手の56号車リアライズ日産自動車大学校GT-R(藤波清斗/ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ)はB組9番手、同3番手の55号車ARTA NSX GT3(高木真一/佐藤蓮)はA組10番手、同5番手の11号車GAINER TANAX GT-R(平中克幸/安田裕信)はA組12番手でQ2へ進むことができず、決勝は後方からの追い上げとなる。

 Q2は15時23分に始まった。10分間のセッションの開始7分で52号車スープラの川合が1分34秒547というコースレコードをマークしてトップに立った。直後に61号車BRZの山内がコントロールラインを通過し、1分34秒709で2番手につけた。しかし山内はアタックを続け、次の周に1分34秒395でコースレコードを塗り替え今季4回目のポールポジションを獲得。1点を追加して決勝レースを有利に進めることになった。

 3番手以下は60号車SYNTIUM LMcorsa GR Supra GT(吉本大樹/河野駿佑)、88号車JLOCランボルギーニGT3(小暮卓史/元嶋佑弥)、65号車LEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/菅波冬悟)で、ランキング4番手の244号車スープラは9番手にとどまった。

「チームみんなの頑張りのおかげです、明日は全員で勝っていきたい。この1ポイントは大きいと思いますし、すごくいい仕事ができた」と山内は笑顔を見せた。

 
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