スーパーGT第8戦富士|予選レポート(GT500):14号車ENEOSの山下健太がコースレコードを更新しPP獲得
スーパーGT第8戦富士の予選では、14号車ENEOS X PRIME GR SupraがGT500クラスのポールポジションを獲得した。
写真:: Masahide Kamio
スーパーGTシリーズ第8戦(最終戦)の公式予選が11月27日に富士スピードウェイで行なわれ、14号車ENEOS X PRIME GR Supra(大嶋和也/山下健太)が、コースレコードを更新して今季初のポールポジションを獲得し、タイトル争いにぎりぎり踏みとどまった。
富士での開催は5月以来今季2回目。朝から青空が広がり大勢のファンがサーキットに詰めかけた。公式練習は晴れ、ドライのコンディションで行なわれ、14号車スープラがトップタイムをマークし、上位6台のうち5台をスープラが占めて好調な様子を見せた。
GT300クラスの公式予選が始まったころは気温9℃、路面温度15℃で風が冷たかったが、GT500クラスのQ1は15時3分にスタート。路面温度が低いことから各車早めにコースインしてタイヤを温めた。開始8分で37号車KeePer TOM’S GR Supra(平川亮/サッシャ・フェネストラズ)のフェネストラズが1分26秒620でトップに立つと(このタイムは走路外走行のため削除)、アタック合戦が激しくなった。
続いて3号車CRAFTSPORTS MOTUL GT-R(平手晃平/千代勝正)の千代が1分26秒513でトップに立つが、直後に1号車STANLEY NSX-GT(山本尚貴/牧野任祐)の牧野が1分26秒011のコースレコードでトップを奪った。牧野はさらにもう1周アタックを続けて1分26秒000とコースレコードを更新。2番手は38号車ZENT CERUMO GR Supra(立川祐路/石浦宏明)の石浦、3番手は39号車DENSO KOBELCO SARD GT Supra(ヘイキ・コバライネン/中山雄一)の中山。この3台がコースレコード更新となった。
タイトル争いに残っている17号車 Astemo NSX-GT(塚越広大/ベルトラン・バゲット)は10番手、12号車カルソニック IMPUL GT-R(平峰一貴/松下信治)は14番手にとどまりQ2進出はならなかった。
Q2は日が傾き出した15時41分にスタート。10分のセッションは残り2分を切った時点で1号車NSXの山本が1分25秒867でトップに立った。直後に37号車スープラの平川が1分25秒938をマークするも2番手。しかしその直後に14号車スープラの山下が1分25秒764のコースレコードでトップを奪い今季初のポールポジションを獲得。1点を追加したことで、トップとの差は19点差に縮まった。
2番手は1号車NSX、3番手は37号車スープラ。そして36号車au TOM’S GR Supra(関口雄飛/坪井翔)、39号車スープラ、8号車ARTA NSX-GT(野尻智紀/福住仁嶺)、38号車スープラ、3号車GT-Rの順となった。
「チャンピオン争いは厳しいと思いますが、去年のコースレコードの更新ができたので良かった」と山下は笑顔を見せた。ポイントリーダーの1号車NSXがフロントロウスタートでタイトル争いは有利だが、ランキング実質2番手の8号車NSXも3列目から逆転タイトルを狙う。
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