GT500最年少ペアが初優勝。宮田莉朋「勝ってふたりで誕生日パーティをしようと言っていた」【スーパーGT第4戦:優勝記者会見】
富士スピードウェイで行なわれたスーパーGT第4戦の決勝レース。優勝記者会見で語られたGT500のドライバーコメントを紹介。
写真:: Masahide Kamio
スーパーGT第4戦富士のGT500クラス決勝では、37号車KeePer TOM'S GR Supra(サッシャ・フェネストラズ/宮田莉朋)が優勝を飾った。記者会見に登場した彼らは次のように語った。
#37 KeePer TOM'S GR Supra
■サッシャ・フェネストラズ
「ここまでは難しいシーズンだったけど、今回うまくいって良かった。2番手に上がった後は24号車を攻め立てたかったけど、ヨコハマタイヤを履く24号車はかなり手強く、レース序盤はウエットパッチもあってリスクがあったから、落ち着いてタイミングを図っていた。結局僕が走っている間は24号車の後ろのままだったけど、第2、第3スティントを担当した宮田選手が本当に頑張ってくれた。僕たちにとって初の勝利なので、嬉しく思っている」
「次のステップはチャンピオンだといいね(笑)。僕たちは1レース1レースに集中して戦っていきたい。スーパーフォーミュラはクラッシュによるノーポイントもあってチャンスは小さくなってしまったけど、それでもまだいけると考えている。両カテゴリーでタイトルをとりたい」
「450kmレースはチョットナガイ(笑)。でもファンにとっても面白いだろうし、戦略も様々。タイヤにもドライバーにもキツいだろうけど、楽しみたいね」
■宮田莉朋
「鈴鹿大会が終わってから2ヵ月間テストがなく、チームとサッシャと共に、どんなコンディションになるだろうと考えながら、タイヤチョイスやセットアップを進めていきました。そんな中で予選、決勝で良い戦いができて嬉しいです。サッシャ選手は先日誕生日を迎えて、僕も8月10日に誕生日を迎えますが、ふたりで勝って誕生日パーティができるレースにしようねと言っていました。宣言していたことが実現できて嬉しいです。レースは第2スティントがキツかったですが、コース上で抜くのが難しい中で、ピットストップを短縮するために色々なことを努力していました。それが第3スティントに表れましたし、僕たちの努力と、チームの皆さんが素晴らしいピット作業をしてくれたからこその優勝です。僕たちふたりはスーパーGTで最年少のペアですが、底力を見せられたと思います」
「今年からスーパーGTとスーパーフォーミュラという日本のトップカテゴリーにトムスから参戦できて、僕のモチベーションは非常に高いです。サッシャも僕と同い年で、F3のライバルから始まって今はチームメイトで……今までの人生の中で特にやる気があって、だからこそ結果を残したいという気持ちが強かったです。トムスは絶対勝てるチームだと知っていました。今回は皆同じくらいのサクセスウエイトなので厳しい戦いになると思っていましたが、自分の思い描くものがこの週末に表現できたので、チームやスポンサーの皆さんに感謝しています」
「次の鈴鹿ではどのような作戦になるのか未知数ですけど、鈴鹿戦はスープラにとって厳しいと思っています。ただ僕たちは前回の鈴鹿戦で3位に入ってポジティブな状態で終えられているので、450kmになってどういうストラテジーになるのか、そしてウエイトを積むことでどうなるのか考えながら、チームと準備してチャンピオンのために良いレースをしたいです」
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