スーパーGT 第5戦:鈴鹿
鈴鹿戦の中盤でタイヤに苦しんだ23号車MOTUL「でもミシュランは絶対バーストしない。そこが強み」とクインタレッリ
23号車MOTUL AUTECH Zのロニー・クインタレッリは、スーパーGT第5戦の第2スティントで予期せぬタイヤトラブルに見舞われ、松田次生にバトンを繋ぐためにかなり慎重に走っていたと語った。
戎井健一郎 Jamie Klein
公開日時: 2022/08/30 6:58
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鈴鹿サーキットで行なわれたスーパーGT第5戦で、ポールポジションからスタートした23号車MOTUL AUTECH Z。しかし第2スティントのペースダウンや最終スティントでのペナルティが響き、5位に終わった。
スタートドライバーを担当したのはロニー・クインタレッリ。クインタレッリはトップをキープしたまま17周目にピットインすると、ドライバー交代はせず、タイヤ4輪交換と給油をしてコースに出て行った。
しかし第2スティントの23号車は苦しい戦いを強いられた。ペースが上がっていかず、16号車Red Bull MOTUL MUGEN NSX-GTにオーバーテイクを許すと、38号車ZENT CERUMO GR Supra、17号車Astemo NSX-GTにも先行されて41周目にピットイン。残り36周を松田次生に託す形となった。
「 2スティント目、フロントタイヤに予想しなかったトラブルが出てしまいました」と振り返るのはクインタレッリだ。
「そのため、かなりケアしながら走っていて、すごく大変でした。なぜそうなったのかは疑問ですが、次生選手は違ったタイヤを履いて問題なかったので、そこは確認できてよかったです」
「場合によっては3ストップにしなければいけない可能性もあったので、何とか次生選手に繋ぐことができて良かったです。今回はタイヤにトラブルがあったものの、最後まで持ってくれました。そこはミシュランの強みですね。絶対バーストしないですから」
クインタレッリの粘りの走りもあり、予定通りの戦略でレース終盤を迎えた23号車。2回目のピットストップを遅らせていた16号車や38号車がセーフティカー出動の煽りを食って順位を下げると、23号車は再び優勝戦線に。松田は12号車カルソニック IMPUL Zの平峰一貴と共に、トップを走る17号車Astemo NSX-GTの塚越広大を追いかけていた。
しかし、残り13周のデグナー出口の攻防で松田は平峰をコース外に押し出す形になってしまい、ドライブスルーペナルティを受けてしまった。これにより順位を落とし、結果的に5位でのフィニッシュとなった。
「デグナーの2個目でGT300の車両がいたのもタイミングが悪かったですね。残念です。ペースは良かったので、あのインシデントがなければ勝つチャンスがあったと思います」とクインタレッリは言う。
「塚越選手のペースがかなり落ちていたので、あのポジションにいれば平峰選手と同じこと(17号車をオーバーテイク)が次生選手もできたと思います。第2スティントでペースが落ちたことを考えれば、今回もし2位でフィニッシュできていればチャンピオンシップにとってはかなり大きかったと思います」
これでポイントランキング上では、首位と22.5ポイント差の9番手となったクインタレッリと松田。同じくZを使用する12号車や3号車CRAFTSPORTS MOTUL Zからは後れを取っている状況だが、クインタレッリは残りのレースで流れを引き寄せて良いレースがしたいと語った。
「今回のレースではファステストラップも取れたし、しっかりとした方向性が見えてきました。ただ、流れがなかなかついてこないですね」
「とはいえ、シーズンは残り3戦あって最大で63点取れるので何があるか分かりません。(第6戦)SUGOではトラブルなし、ペナルティなしのレースがしたいです」
「GT500は誰が優勝してもおかしくないほどの接戦ですが、僕たちにはポテンシャルがあります。それが一番大事です」
「タイヤがきちんとマッチすればSUGOでもチャンスがあると思います。Zはどこに行っても戦闘力があるので、そこが強みですね」
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